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  • 月刊ブックレビュー  vol.76 『社長、会社を継がせますか? 廃業しますか? 誰も教えてくれなかったM&A、借金、後継者問題解決の極意書』 評者がよくお仕事をご一緒させていただく経営コンサルタント氏は、「中小企業は2023年にえらいことになる」と警鐘を鳴らしています。2020年現在、新型コロナ禍対応の支援策として、政策金融公庫や商工中金が中小企業への融資を増やしていますが、実質無利子あるいは超低利で貸す優遇措置が大体3年期限になっており、2023年に中小企業の大廃業時代が始まるというのです。「借りずに今潰れるか、借りて3年間何もしないで3年後に潰れるか、借りて3年間のうちに新しいビジネスモデルをつくって成長するか――。選択肢は三つしかないんだよ中小企業は! キツイけど!」とは、氏の今年8月の檄。

  • 月刊ブックレビュー  vol.75 『探究型読書』 今月の本は何にしようかと思って書店に入り、平積みされていた表紙が目に飛び込んできて「おおっ!?」と思い、ほとんど迷わず値段も見ず、決めた本。なにせ著者が、あの「千夜千冊」の松岡正剛氏を所長にあおぐ編集工学研究所。帯は「著者の思考モデルを借り、短時間で高速に情報編集する。全く新しい読書法」です。「はじめに」の最初の段落には「今回ご紹介する探究型読書は、松岡正剛が半世紀にわたって積み上げてきた読書と情報編集にまつわるさまざまな方法を組み合わせてメソッド化したものです」とあります。これはもう即買いだったわけです。

  • 月刊ブックレビュー  vol.74『コロナが加速する格差消費 分断される階層の真実』 「自分もついに三浦展に手を出した」と思いながら読んだ本。「三浦展読者」とカテゴライズされる一群がマーケティング的に見込めるものかどうか、評者は知りませんが、なんとなくそういうふうになっている、されている雰囲気は感じていました。

  • 月刊ブックレビュー  vol.73 『未来イノベーションに投資しよう』 「はじめに」にこうあります。「本書では、個人投資家および投資に興味がある潜在的な投資家を対象読者として想定しています。ただし、テクノロジーやイノベーションの未来について考えることはこれからの社会の行方を想像することとほぼ同義であることから、日々ビジネスの最前線で活躍されているビジネスパーソンや多くの可能性を秘めている若者たちにとっても有益になるような、内容や構成を心がけています。」(p5)

  • 月刊ブックレビュー  vol.72 『日本人とインド人』 今まで読んだなかで「これは本気で役立った!」と思う本の一冊に、台湾出身の作家、邱永漢氏が書いた『中国人と日本人』(中公文庫)があります。中国人の民族性、文化、物の考え方を知るうえではもはや現代の古典と評されるほどの作品で、「中国待望論」あるいは「中国脅威論」が今のように一般の日本人の強い関心対象になる前にこの本を読んでいたおかげで、それ以降、そのどちらに対しても過剰な反応を示さずにすみました。言うまでもなく、「中国待望論」は経済界の文脈に、「中国脅威論」はカタカナ語としてのナショナリズムに、それぞれ容易に回収されます。どちらにも与さず一市民としてフェアな視点を保つことは、他者への、ひいては他国への、正しい理解を持つことにつながると思います。

  • 月刊ブックレビュー  vol.71 『トラックドライバーにも言わせて』 前書きに「事故発生当時、本書の執筆はすでに佳境に入っていたのだが、~~急遽盛り込むことにした。」とあるところから察するに、今年1月から3月にかけての「楽天市場」をめぐる騒動――出店者に送料無料を強制しているとして公正取引委員会が「優越的地位の濫用」の疑いで楽天を立入検査した――に関しては、著者は念頭に置いていなかったと思いますが、あの件に直接つながる記述が第3章にあります。

  • 月刊ブックレビュー  vol.70『5Gの衝撃』 5Gについての本はとにかくたくさんありますが、日々情報が刷新されるジャンルなので新しい本がいいだろうと思ったことと、別の原稿でKDDI総合研究所の知見に信頼を持ったので、著者の略歴も見て――同じ名前の千葉ロッテマリーンズの守護神がいたような・・・などと思いつつ――本書を読んでみることにしました。著者の小林雅一氏はKDDI総合研究所のリサーチフェロー。東大大学院を卒業して東芝、日経BP、慶応義塾大学メディア・コミュニケーション研究所を経て、情報セキュリティ大学院大学で客員准教授も務めておられる由。

  • 月刊ブックレビュー  vol.69 『サブスクリプション経営』 一読、サブスクリプションについての本でありつつ、経営全般に通じる本。このことは逆に言えば、これからの――定常経済下の――ビジネスにおいてはすべからく一定割合でサブスクモデルを取り入れなければ、経営的に苦戦を強いられる、ということだと思います。かなりざっくりした指摘なのは重々承知。でも、「消費者の嗜好が細分化し→それをIT&IoTで追えるようになり→必然的にデータドリブンが求められ→商品開発も価格戦略もパーソナライズの方向で深化する」という方向に、状況は向かいつつあるのではないでしょうか。

  • 月刊ブックレビュー  vol.68 『アジア経済とは何か 躍進のダイナミズムと日本の活路』 小欄では久々のド直球正統派ビジネス書。読み終えた今、中途で入って去年正社員雇用を勝ち取ったばかりの商社勤務の友人に、猛烈に勧めたい気がしています。現在の彼女の担当地域はたぶん西アジアとかアラブのほうで、本書が対象とするアジア(ASEAN加盟10ヶ国、プラス中国、台湾、韓国、日本)とは違うのですが、本書を読んでおくことでこれからの仕事に背骨が通るというか、良い影響しかないと思うからです。商社マンの何たるかを知りもしないでおこがましいですが、少なくとも評者はすごく勉強になりました。良書です。

  • 月刊ブックレビュー vol.67 『部下の心が折れる前に読む本「社員がやめない会社」をつくる5つのステップ』 とにかくわかりやすい本。スラスラ読めます。どこにも難しい箇所はありません。書いてあるそのままに読んでいけば、現在企業に勤めて働く人たちのメンタルヘルスの問題とそれへの対策を理解できます。そう思いながら終盤まで来たとき、「おっ、おっ、おっ!」と立て続けにエッジの効いた箇所に出くわしました。以下引用。

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