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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

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ゴルフ界に捧げる
笑顔に隠された決意

 
ゴルフはたった1打がゲームの行方を左右するシビアな競技。体力と技術、そして強靭な精神力も必要とされるスポーツだ。そんな世界でプロとして20年以上活躍してきた丸山茂樹氏。世界最高峰と言われる米PGAツアーで3勝した日本人は未だに丸山氏だけ。現在は慢性的な怪我に悩まされ、思うようなプレーができずにいるが、現役へのこだわりは捨てていない。そのいっぽう、ゴルフ界に貢献するためフェアウェイの外で様々な活動を展開している。爽やかな「マルちゃんスマイル」の奥にある、ゴルフに対する飽くなき情熱に迫った。
 
 

丸山流プレースタイル、深く考えない

 
 ゴルフの難しさって、長時間にわたって集中力を維持しなきゃいけないところでしょうね。たとえば、スタートしてから18ホール回るのに5時間かかるとして、その間にコース内を10~13kmくらい歩きながらずっと集中していなくちゃならない。これはけっこうハードですよ。
 
 それに、周囲には他の選手やギャラリーといった、たくさんの方々がいるでしょう? だから、自分だけの世界に入り込むのがなかなか難しい。選手によってそれぞれですけど、恋人や肉親らが観戦にくるとプレッシャーになるのか、力を発揮できなくなってしまう選手もいる。ただ、ぼくは誰が観戦に来ようがラウンドを一緒に回る選手が誰だろうが、そんなに気にしないタイプだから平気ですけどね(笑)。
 
 ぼくはショットの直前にはあれこれ考えません。次のショットの場所に向かっている最中、どう打つべきかをきちんとイメージしておくんです。練習ラウンドで回った時のことを思い出しながらコースの特性や現在の風向きなどあらゆることを考えつつ、リラックスする。それで、ショットの位置についたらギュッと集中力を高めてさっさと打っちゃう。ようは、深く考えないんですよ。
 
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