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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

訪問看護・介護の両面で 輝く人生の伴走者になる
株式会社M.Y.D/訪問看護ステーションあらた・ヘルパーステーションあらた 代表取締役 古田紘規

 
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インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
狩野 「訪問看護ステーションあらた」「ヘルパーステーションあらた」を運営する、兵庫県加東市の株式会社M.Y.D(エムワイディー)さん。訪問看護と訪問介護の両面から地元の方々の暮らしを支えていらっしゃるそうですね。
 
古田 はい。弊社には看護師4名とヘルパー3名が勤務していて、高齢者の訪問介護に加え、リハビリや点滴などさまざまな対応が求められる訪問看護では1歳のお子さんから大人まで幅広くサポートしています。どちらのサービスも弊社に直接お申し込みいただくか、地域のケアマネージャーさんまたは、行政の福祉関連や医療機関の相談員さんからご相談いただくことがほとんどですね。
 
狩野 古田社長は今年2024年で36歳とお聞きしています。訪問看護も介護も若い従業員が少ない世界。元気に動ける古田社長の存在は頼もしい限りですよ。それではあらためて、古田社長が医療・介護の業界に飛び込んだきっかけを教えてください。
 
古田 私は、大阪の病院で医療事務の仕事を10年以上経験しました。当時、患者様の着替えなどをお手伝いすることもよくあったんです。そのうちに「独力で事業を運営したい」という思いが芽生えたので、生まれ育った加東市に戻り2022年10月に弊社を開業しました。
 
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狩野 なぜ、そのときに選択したのがこのお仕事だったのでしょう。
 
古田 私の父は大工で、一緒に働いた時期がありました。その父にもいずれは介護が必要になる。また、加東市も住民の高齢化が進んでいたので、地域貢献のため、そしてこれまでの人生で両親や祖父母から受けた恩を返すために訪問看護・介護で会社を立ち上げることにしたんです。もう一つ、人間関係や職場のストレスでやめるスタッフを見てきたり、私自身も実際に職場でストレスを感じたりしました。そこでストレスの少ない働きやすい環境をつくるのが一つの夢になったという理由もあります。