インタビュアー 矢部美穂（タレント）
山本 はい。そのような環境で育っていたので、ずっと自分も大工になるものと思っていました。小さな頃から自分でベッドをつくることもあったんですよ。
矢部 すごい！ 根っからの職人気質の持ち主として育たれたんですね。独立への流れもスムーズだったのでしょうか。
山本 独立への志はありましたが、すぐこの会社を立ち上げたわけではないんです。十数年ほどは父のもとで修業を積み、30歳手前で起業しました。
矢部 しっかり下積みを経験して独立されたのですね。修業時代に挫折を感じたことはありませんでしたか？
山本 大工仕事が好きなので、むしろ楽しかったですよ（笑）。その気持ちを忘れず働き続けていたら大きな仕事の依頼も個人的に舞い込んでくるようになり、独立に至りました。結婚して子どもを授かっていたので、家族を支えるという責任感も後押しになりました。
矢部 ものづくりへの情熱とご家族への愛情が、山本代表を独立に突き動かしていったのですね。ではあらためて、事業内容を詳しく教えてください。
矢部 すべての工程に携わってくれると、他の業者さんとのやり取りが減って、お客さんも安心ですね！ 私も飲食店の経営者として、内装などの工程をすべて担ってくれる業者さんにお願いした経験があります。そうした存在は、本当にありがたいです。
山本 矢部さんにそう言っていただけると励みになります。お声かけいただければ、どんなご要望にもお応えするのが私どものモットーなんです。30代の私をはじめ、10～70代まで幅広い年齢層のスタッフが8名控えています。それぞれの経験からさまざまなご提案ができる点が、強みの一つですね。これまでに培ってきたコミュニケーション力を駆使して、チームとして作業にあたることを大切にしています。
