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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

相談しやすい町の診療所 かかりつけ医の役割貫く
医療法人健河会 河村クリニック 理事長 河村純

 
プロフィール 大阪府出身。広島大学医学部を卒業後、大阪大学医学部外科に入局。15年後の2000年からは門真市の総合病院に移って整形外科の診療にあたり、2006年に河村クリニックを開院。2017年には医療法人健河会河村クリニックを設立し、理事長兼院長に就任した。日本外科学会並びに日本胸部外科学会の認定医。同院では外科・整形外科、消化器内科を標榜し、そのほか禁煙・AGA・ED治療などにもあたっている。【ホームページ
 
 
 
河村クリニックは外科と内科を問わず、どんな相談にも応えてくれる町の“かかりつけ医”だ。河村純院長の物腰柔らかい話しぶりが、患者の緊張を和らげ、安心感をもたらす。大学病院や総合病院で腕を磨いた経験に基づき、目の前の患者とのコミュニケーションに日々試行錯誤を続ける謙虚な姿勢は、地元から厚い信頼を集めている。大のタイガースファンでもある河村院長に、医院のこれまでやモットーについて聞いた。
 
 
 

開業を念頭に外科一本から整形外科にも進出

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 大阪府門真市の河村クリニックさんにお邪魔しています。京阪本線大和田駅から歩いて3分、線路沿いの道を真っすぐ進んだ場所にあり、アクセスも良いですね。河村院長、初めまして!
 
河村 初めまして! まさか濱中さんとお会いできるとは、しかも阪神タイガースがリーグ優勝した絶好のタイミングで光栄です。あらためて、おめでとうございます。そして、ありがとうございます(笑)。
 
濱中 今回、いろいろな方に「ありがとう」と言われるんですよ。私は何もしていないのに(笑)。では、さっそく河村理事長のこれまでの歩みをお聞かせいただけますか。
 
河村 はい。2006年に当院を開業する前は、大阪大学の外科の関連病院で長く診療に携わりました。手術をすることも多く、貴重な経験を積みましたよ。ただ、年齢を重ねるうちに、いずれは自分のペースで仕事をしたい気持ちが芽生えてきまして。開業を見据えて整形外科について勉強し、門真市内の総合病院の整形外科に入ったんです。個人の医院では、手術の技術があってもなかなか生かせないですからね。だったら、ひざが痛い、腰が痛いという患者様を診ながら、地域密着型でやっていきたいと思いました。