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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

中古住宅の再生販売で 新たな価値を創造する!
株式会社Saisei Home 代表取締役 齋田陽介

 
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インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
狩野 神戸市中央区を拠点に、中古住宅の再生販売を手がける株式会社Saisei Home(サイセイホーム)さん。事業内容をズバリと表現しているわかりやすい社名ですね。文字通り古い住宅を買い取って再生し、あらためて売りに出す事業に特化していらっしゃるとか。
 
齋田 おっしゃる通りです。戸建住宅・マンションと種類を問わず、特に築古の中古物件は価値が低いとみなされる場合も多く、近年は空き家が増えるなど社会問題にもなっています。そこで弊社はバリアフリーを追求したり、オシャレな空間につくり替えたりするなど、中古住宅の立地や条件に合わせたリノベーションを施して新たな価値を創造し再販売します。営業エリアは兵庫県内が中心ですね。デザインは私が自ら手がけています。
 
狩野 終の棲家を探す高齢者や初めて家を購入する若い夫婦まで、さまざまな人たちの暮らしを支援できる有意義なお仕事ですね。齋田社長はどのような歩みを経てこの仕事にたどり着いたのでしょう?
 
齋田 私はデザイナーを目指して芸大で学んだ後、デベロッパーに就職し朝6時から深夜1時までファミリー向けマンションの訪問販売に飛び回りました。あまりの激務に挫折し、転職したのが外食チェーン企業向けのPOSレジや受発注・勤怠管理システムのメーカーです。さまざまなプロジェクトに携わり自信を回復する中で、「もう一度、不動産業界でリベンジしよう」という意欲が湧き上がってきました。
 
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狩野 心を折られた業界に舞い戻るとは! 齋田社長のチャレンジ精神は見事ですよ。
 
齋田 ありがとうございます。地域最大手の注文住宅を取り扱う不動産会社に転職した私は、土地探しから設計・融資・施工・引き渡しまでお客様に寄り添う仕事で人間力を養うことができました。9年半勤務し店長を務め、お客様からいただく「こんなにいい家を建ててくれてありがとう」という言葉に喜びを感じてきました。そして、「いつかは独立を」と心に秘めてきた計画を実行し弊社を創業しました。