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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ライブハウスを拠点に 姫路の魅力を全国に発信
株式会社オフィスアール 代表取締役 新井龍太郎

 
プロフィール 兵庫県出身。姫路市駅前町のみゆき通り商店街で祖父が設立した(株)御幸苑を経営する家庭に生まれる。飲食業から不動産業などへ事業を拡大する中で、同社の後継者として取締役副社長をしながら、グループ会社として2011年にビル管理などを手がける(株)オフィスアールを設立した。その後、姫路のご当地アイドルをマネジメントする、(一社)姫路応援プロジェクトのメンバーに参画。(株)オフィスアールをアイドルのサポートと姫路市を全国にPRする拠点とするべくライブハウスの運営に事業転換した。【ホームページ
 
 
 
姫路駅前にあるライブハウス、HOP THETER(ホップシアター)を運営する株式会社オフィスアール。新井龍太郎代表取締役は、祖父が創業した株式会社御幸苑のグループ会社として同社を立ち上げ、姫路を全国にPRすることをモットーに、ご当地アイドルグループのサポートとライブハウスの運営に全力を注いでいる。アップデートを惜しまず躍進を続ける新井社長に、野球解説者の狩野恵輔氏が起業への思いや地元愛についてうかがった。
 
 
 

姫路駅前でライブハウスを運営

 
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インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
狩野 本日は兵庫県姫路市駅前町のみゆき通りでライブハウス、HOP THEATERを運営する、株式会社オフィスアールの新井社長。今日はライブハウスのステージ上でお話をうかがいます! こちらはデザインや照明など、かなりこだわってつくられている印象です。
 
新井 ありがとうございます。たくさんの方にさまざまな用途でご利用いただけるよう、音響や照明にこだわり、設計には私も一から携わりました。HOP THEATERは、親族が代々経営している株式会社御幸苑の自社ビルを建て直した後、コロナ禍で空室になってしまった地下にオープンしたんですよ。
 
狩野 株式会社御幸苑さんは、どういった事業をされているんですか?
 
新井 現在は主に、不動産賃貸業を手がけています。同社は姫路の玄関口であるみゆき通り商店街の入り口に、1969年に食堂を運営し始めたのがスタートでした。その後、地域の方々の憩いの場をつくろうと、大型の喫茶店を中心として、洋菓子、パンの製造販売、うどん屋や居酒屋などさまざまな飲食事業を50年ほど手がけてきましたが、時代の移り変わりに伴い飲食業を撤退し、自社ビルを立て直したこともあり、現在は不動産賃貸業がメインになっています。おかげさまで、今年2023年で創業76年目になります。
 
狩野 地域の方々の憩いの場を提供する会社として生まれ、長年にわたって愛され続けてきたんですね。