運送業界の課題を踏まえて起業

インタビュアー 内山高志(元ボクシング世界王者)
神谷 はい、弊社では個人様向けの宅配や企業様向けのチャーター便などの軽貨物運送を請け負っているんです。スタッフは委託ドライバーで、30~50代の男女合わせて約20名の方が働いています。
内山 神谷社長ご自身は、独立前にドライバーだったご経歴があるのでのしょうか。
神谷 はい。趣味でバイクでのサーキット走行や息子と格闘技で汗を流しつつ、トラックドライバーとして働いておりました。その後は不動産業や冠婚葬祭の仕事も経験してから、またドライバーに戻って、大型車やトレーラーを乗りこなしていました。しかし、52歳ですい臓がんを患いましてね。仕事を続けられなくなってしまったんです。
内山 そうでしたか・・・。それは大変でしたね。
神谷 振り返れば、自分の将来や仕事について改めて考える時間ができたので、大病を患ったのも有意義な経験だったと思います。軽貨物運送業での独立も、病後にできることを模索してたどり着いた結果ですしね。
内山 大病を患った経験があってこそ、今があるというわけですね。
神谷 はい。退院後、運送業界の問題点も踏まえて仲間と一緒に会社を立ち上げ、その事業はビジネスパートナーに譲りました。弊社は、2度目に設立した会社になります。