父の背を見て、税理士に憧れた少年時代

インタビュアー 八木裕(野球解説者)
日野上 税理士だった父が立ち上げ、2005年に私が代表社員になりました。私は2020年現在50歳なので、この事務所とほぼ同い年です。事務所がだんだん大きくなっていく様子を小さい頃から肌で感じていました。
八木 日野上代表が税理士になったのもお父さんの影響なのでしょうか?
日野上 というよりも、父の敷いたレールだったんです。「関西大学商学部から税理士に。それ以上も、それ以下もだめ」という教育でしたね(笑)。もっとも私自身、小さい頃から憧れはあり、小学校の作文でも将来の夢に税理士と書いたほどです。
八木 お父さんの働く姿を見て、憧れを持ったということですね。
日野上 ええ、困った方の力になり、世の中の役に立てる仕事だと幼心に感じていました。そして大学を卒業後、大学院に通いながら実務経験を積むために他の税理士事務所で3年間修業し、資格を取得してから父のもとで働きました。