高校生で測量の仕事に興味を持つ

インタビュアー 内山高志(元ボクシング世界王者)
石村 私は高校生のとき、学校帰りにタバコを吸いながら測量している人を見て「楽してお金をもらえる仕事だな」とこの仕事を意識しました(笑)。そして本当に測量の専門学校に進学したんです。ところが、想像以上に甘くない世界で勉強についていくのも大変でした。それでもなんとか資格を取って就職し、これまでに土地家屋調査士事務所・測量会社に勤務してきました。
内山 測量のお仕事は、どのあたりが苦労するところなのでしょう。
石村 穴を掘ってコンクリート杭を埋めるなど、ただ測るだけではなく、意外なほど体力を使うことが多いんですよ。さらに土地の所有者様と会話をする機会も多く、中には隣接の方で境界の立ち会いに難色を示す方もいらっしゃるので、丁寧にご説明できるコミュニケーション能力も求められます。もちろん数字に強くなければ務まらない仕事です。幸いなことに私が最後に勤めた会社はとても実力のある方々があつまる集団で、ここが人生のふんばりどころだと、その会社で活躍できる人材になれるように頑張りました。