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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

仕事を自分事にする支援 
業績とやりがいを向上!

 

状況に応じた最適支援を考え出す

 
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狩野 これらの資格を取得しようと思われたのはなぜなのでしょう。
 
 会社員でマネージャーを務めていた時期に、経営の本質的な部分を学びたいと思い、MBAに通ったことがきっかけです。当時は、いわば会社員と学生の二刀流でして。MBA修了時点で将来を考えたときに企業支援の仕事がしたいという思いが高まってきたんです。そこで思い切って退職し、国家資格である中小企業診断士の取得を目指しました。なんとか1年で登録に至ったものの、その時には50歳を超えていました(笑)。
 
狩野 50歳過ぎのチャレンジとは大胆ですね。いろいろご苦労もあったんじゃないですか?
 
 試験関係はまったく苦労とは思わなかったですね。例えば昨今、中小企業自体の数が急速に減少しているという社会問題があります。わたしも微力ながらではありますが、その分野で貢献できればという思いがあるわけです。それに対応する支援をするとなれば、やはり事業再生なり承継に関する特有の知識は絶対に必要で、効率的に学ぶためにはそういったテーマを扱う検定試験をクリアするのが手っ取り早いです。試験というものは範囲も決まっていますし、100点じゃなきゃ不合格というわけでもありません。学習量を積めば、間違いなくクリアできます。アマチュア野球で大きい大会に出場したとしても、プロに進める保証はありませんが、士業では資格を得ることでスタートラインに立つことはできます。でも、資格取得イコール仕事ができるというのはまったく違うんです。狩野さんのおられたプロ野球というフィールドでは、ドラフト指名された時点でプロ野球選手になる資格を得たことになりますよね。でも、それは本当の意味のプロ野球選手なのかというとちょっと違うのではないでしょうか。
 
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狩野 そうですね。一軍の試合に出て初めてプロ野球の選手だと思います。
 
林 我々のような士業においても、「知っている」と「使える」はまったく別物です。実際の支援の場では、クライアント様と共にありたい姿を目指します。学習で得た知識はあくまで材料でしかなく、また、誰かがうまくいった方法論が、ほかの会社にも使えるのかというとそうとは限りません。クライアント様それぞれによって特性や事情、歴史があります。その部分を十分に理解せずに手段が先行すると、ボタンの掛け違いのようなミスが発生してしまうんです。ですから、先入観なく自然な企業様の姿をとらえなくてはならないと心がけています。そのうえで初めて具体的な対策を考えるわけです。いつも自分のアイデアは最善なんだろうかと悩みますし、緊張しながら取り組んでいますね。