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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

建築現場に欠かせない
墨出しの魅力を伝える

 

必ず二人一組で現場に出て若手を育成する

 
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鶴久 それでは、大和測量さんならではの特長や強みを教えていただけますか。
 
曽根 弊社は、技術に絶対の自信を持っています。墨出しの仕事は覚えることがたくさんありますし、夏は暑く冬は寒い現場は、見た目以上に過酷です。しかし、その中でも優れた人材を育成するため、現場では必ず職人が二人一組になり、ベテランが若手を親身に指導しています。弊社が何よりも大切にしているのは“人”を育成することです。ただ墨出しができる職人を育てるというのではなく、“感謝の心を持てる人間”を育成したいと考えています。
 
鶴久 ただ技術があれば良いというだけでなく、人間力の高い人材がより求められる時代ですからね。職場の環境を整備することも、職人さんを育てるうえで欠かせませんよね。
 
曽根 鶴久さんのおっしゃるとおりですね。弊社はスタッフが集中して、丁寧な仕事ができるよう、働きやすい環境をつくることも心がけています。仕事というのは墨出しに限らず、どのようなものでも経験を積めばある程度の技術は身につくと思います。しかし、やらされているという気持ちで出した墨と、次の仕事をする他の職人さんが作業をしやすく、わかりやすくするという気持ちを込めた墨では、明らかに違いが出ます。ですから、現場で働く一人ひとりがやりがいをもって仕事ができる環境をつくることが大切なんです。
 
鶴久 曽根社長のお話をうかがっていると、墨出しに大きなやりがいを感じていらっしゃることがわかりますよ。仕事とは手間と愛情をかけて取り組む姿勢が大切だということを感じます。
 
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曽根 そうですね。実際、建設現場において同じ建物は二つとありません。だからこそ墨出しの仕事はおもしろいんです。ただ、それだけに過去の経験や自分なりのやり方だけでは通用せず、苦労することもあるんですよ。また、建物が完成すると墨は見えなくなってしまいますから、その点に少しさみしさを感じるときもありますね(笑)。
 
鶴久 でも、私たちが安心して建物を使えるのは墨出しを行う職人さん、ひいては大和測量さんのおかげですからね! これからも胸を張ってお仕事に取り組んでいただきたいと思います。それではぜひ、今後の目標をお聞かせください。
 
曽根 私は会社を大きくするよりも、スタッフ全員と向き合い、各人が納得できる現場を手配したいと思っています。そして万全の準備を続け、少しでも良い状態で弊社を次の世代にバトンタッチしたいですね。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
私にとって、仕事は趣味の延長線上にあります。建物をつくる一端を担う仕事。それ自体が私にとっての楽しみですね。
(曽根羊一)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 株式会社大和測量
■ 本社 〒175-0083 東京都板橋区徳丸7-22-10-202
■ 事業内容 測量/墨出し工事
■ 設立 平成4年4月
■ 従業員数 26名
■ 主な取引先 三井住友建設株式会社/株式会社奥村組/株式会社熊谷組/戸田建設株式会社/前田建設工業株式会社/佐藤工業株式会社
■ ホームページ https://www.daiwa-sokuryou.com