教育・指導とサービスを学ぶ

インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
北山 私は小学4年生から野球を始め、近畿大学法学部に進学後は軟式野球部を経て、軟式野球連盟の仕事を務めました。また、自ら野球チームを設立したこともあります。その中で、リーダーとして人に教えること、人を導いていくことに興味が湧いてきたんです。そして、もともと子どもが好きというのもあり、大学では教員免許を取得しました。実を言うと教員を目指した一番の理由は、高校野球の監督になりたかったからなんです。もちろん、現在もプレーを続けていますし、私にとって野球は人生の一部なんですよ。
狩野 それほど野球に情熱を注いでいらっしゃるとは、元プロ野球選手としては嬉しいですね! でも、教員として高校野球の監督になるという道には進まなかったんですか?
北山 そうなんです。在学中にアルバイトをした個別指導の学習塾で、子どもたちの成績を最も上げた教室の講師として表彰されたことがありまして。それで自信を付けた私は大学卒業後、その学習塾に就職しました。すると、塾というサービス業界で働くうちに、サービス業についてもっと深く学びたくなったんです。そこで、思い切ってユニバーサル・スタジオ・ジャパンを運営する合同会社ユー・エス・ジェイに転職したんですよ。同社では、フードサービス部門のトレーナーとして、アルバイトスタッフの人材育成などを担当しました。