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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

選手も指導者も活かす 能力発揮マインド構築法
スポーツリーダーズラボ 代表 松川ちづる

 
プロフィール 奈良県出身。小学4年生からバスケットボールを始める。大学卒業後は中学校の体育教師となり、バスケットボール部の顧問としてスポーツ指導者の経験を積む。約10年間の教師生活を送ったのち、2017年にスポーツにおけるメンタルトレーナーとして独立。その後、選手が自ら能力発揮マインドを構築できるようにするための「マインドシフトトレーニング」を、スポーツ指導者が自身のチームで選手に指導・活用できるようにするサポートに特化したスポーツリーダーズラボを開業した。【ホームページ
 
 
 
常にライバルと競い合うスポーツの世界では、フィジカルだけでなく、メンタルのトレーニングも不可欠だ。スポーツ指導者のサポートを行っているスポーツリーダーズラボの代表、松川ちづる氏は中学校の体育教師を経て、スポーツ選手を対象としたメンタルトレーナーとして独立。現在は、選手だけでなく指導者が自身と選手の両者の能力を発揮するためのサポートに尽力している。そんな松川代表に、現役引退後は自身も指導者として活動している畑山隆則氏が、その思いをうかがった。
 
 
 

中学校教師バスケ部顧問からスタート

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 関西を拠点にスポーツ指導者のサポートを行っているスポーツリーダーズラボさん。僕もボクシングの指導者ですので、今日の対談を楽しみにしていました。まずは松川代表の歩みから教えてください。
 
松川 私は小学4年生のときにバスケットボールを始めました。本来はとても飽きっぽい性格なんです。でも、バスケだけはなぜか飽きることがなかったんですよ。高校卒業後の進路を決めるときには、これまでの自分を育ててくれたバスケに携わりながら“人が能力を発揮するためのサポート”をする仕事をしたいと考え、教師の道を選んだんです。そして、大学卒業後は約10年間、京都府の中学校で保健体育を教えながら、バスケットボール部の顧問をしていました。
 
畑山 もともとは中学校の体育教師でいらっしゃったんですか。ご自身が好きなバスケットボールによって、これまでの人生が導かれてきたように思います。それにしても、“人が能力を発揮するためのサポート”というのは素敵ですね。
 
松川 ありがとうございます。現在の事業も、スポーツ指導者が選手の能力を引き出すためのトレーニングを実践できるようなスクールをつくりたくて始めたんです。