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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

若い就農者を育て本庄の農業を守りたい
代表 金井修己

 
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インタビュアー 松村雄基(俳優)
松村 埼玉県本庄市で農業を営む金井農園さん。金井代表は4代目だそうですね。
 
金井 はい。家業に入って、この2018年で18年になりますね。もともとこの土地では祖父の代まで養蚕と養豚を手がけていました。父の代から野菜づくりを始め、当時は農薬や化学肥料も使っていたんです。しかし、私が小学校1年生の頃に、父がぎっくり腰で入院しまして。その機会に父はさまざまな本を読み、有機農業を始めようと決意したそうです。現在はトマトやレタス、キャベツ、白菜などいろいろな野菜を育てており、完全な有機農法とはいかないものの、なるべく農薬を使わず、化学肥料はまったく使わない農業を続けていますよ。
 
松村 そもそも農薬というのは、なんのために使うのでしょうか。
 
金井 土に窒素が多すぎたり、栄養のバランスが悪かったりすると、虫が湧き、作物が病気になりやすくなってしまうんですよ。それを防ぐために、通常は農薬を撒くんです。当農園では窒素の投入を控え、マグネシウムやカルシウムなど土に必要な養分を補給するなどして、農薬の量を県の基準の半分以下に抑えています。
 
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松村 ただ農薬を減らしても野菜を育てることはできない。土から変えなければならないというわけですか。
 
金井 そうですね。例えば雨に負けない畑をつくるためには、緑肥と呼ばれる植物をすき込んでおきます。すると、土の中に根を張って空気の層ができ水はけが良くなり、有機物が増加することで畑の栄養になるんです。新しくつくる畑でも3年から5年ほどこの作業を繰り返すと、どんどん土が良くなっていきますよ。良い畑をつくれば、野菜が病気になりにくくなる。良い食事で病気に負けない体づくりをするという点で、人間と同じですね。
 
松村 なるほど。農業とは科学的に取り組むものだったんですね! それにしても、やはり農業は大変なお仕事だと思います。
 
 
 
 

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