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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

本格派から初心者まで
気軽に楽しめる自転車を

 
 
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水野 そうだったのですね。濱中代表ご自身はマウンテンバイクとロードバイクのどちらがお好きですか?
 
濱中 マウンテンバイクですね。朝に山を走ってから出勤することもあります。また、休日には30kmほど走って川の源流付近まで行き、そこでテンカラ釣りをすることもあります。
 
水野 テンカラ! 私、釣りも大好きなんです。ただ、釣り竿を持って自転車に乗ることはないですね。
 
濱中 釣り具屋さんとコラボし、「自転車で釣り」というスタイルを提案しようと考えています。コンセプトは「小僧ができる趣味」。学生が自転車で遠くまで釣りに行けるように釣り具をコンパクトにするなど、“自転車屋と釣具屋”で「自転車好きがハマる釣り具」をつくれたらいいですね。
 
水野 確かに、自転車は移動手段でもありますから、そのような楽しみ方も素敵ですね。
 
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濱中 以前、自転車がブームになった時期があったものの、今なおロードバイクやマウンテンバイクはとっつきにくいというのが一般的なイメージ。ですから、これから自転車に乗ろうという方には気軽な楽しみ方を提案しているんです。例えば、ロードレースへの出場ではなく、休日に山でコーヒーを飲むために自転車に乗るとか。また、通勤はロードバイク、山ならマウンテンバイクと決めるのではなく、近距離ならマウンテンバイクで通勤するのもいい。本来、自転車は気軽に楽しめるものであるべきだと思います。
 
水野 気軽に楽しめない理由の1つに、初心者の方が入りやすい自転車屋さんが少ないことが挙げられますよね。シティサイクル専門だったり、敷居が高い専門店だったり・・・。
 
濱中 おっしゃる通り、それこそ業界が伸び悩んでいる原因だと思います。私は店を営むかたわらで自転車業界人を育てる専門学校の講師も務めていまして。そこではメンテナンスはもちろん、保険や経営学、販売、流通のことまで学生に教えています。そうして後進の育成に力を注いでいるのは、今のうちに業界を成熟させておかないと、自転車は益々マニアのためだけのものになってしまい、利用者が先細ると思うから。新しい考え方を持つ自転車屋を育てていくことで、当店のような自転車屋が増え、より大勢の人が気楽に、安全に自転車を楽しめるようになれば、業界も活性化するでしょう。
 
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
全力でやること。これに尽きます。手を抜くと楽しいことでも飽きてしまったり、気持ちが冷めて心が挫けたりしてしまうもの。でも全力でやればどんなことでも楽しいですし、嫌なことだったとしても取り組めるものです。
(濱中康輝)
 

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