B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 東京都出身。食肉仲卸業の伸越商事(株)の3代目。大学卒業後は大阪の食肉卸会社で3年間修業に励んだ。家業に入ってからは、1日に500頭を仲卸する多忙な日々を過ごす。2007年に3代目として代表取締役社長に就任。リーマンショックや会社の方針転換などの苦境を乗り越え、現在は銘柄豚を中心に豚肉専門の仲卸会社として、多くの取引先から厚い信頼を寄せられている。【ホームページ
 
 
 
精肉を購入する際、産地や生産者を確認する人は多いだろう。しかし、その肉が店頭に並ぶまでに、どのようなルートで、誰の手が加わってきたかを気にかける人は少ないかもしれない。日本の食肉を司るといっても過言でない、東京都中央卸売市場食肉市場。1959年の開場以来、その地で食肉仲卸を営むのが、伸越商事株式会社だ。代表取締役社長の数藤謙氏が情熱たっぷりに語る話を聞けば、普段口にしている肉の味が深みを増すかもしれない。
 
 
 

ハム2枚から配達した修業時代

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 照英(タレント)
照英 東京都中央卸売市場食肉市場にのれんを掲げる豚肉仲卸の伸越商事さん。数藤社長で3代目だそうですね。
 
数藤 私の祖父の代から肉の問屋として営業し、1959年、国の施策により総合食肉事業として業界が再編されたことをきっかけに、先代である父が法人化しました。
 
照英 親子3代の歴史をお持ちということは、業界や市場周辺の環境の変化を間近に見られてきたのではないですか?
 
数藤 私が代表に就任した2007年あたりから、加速的に変化している印象ですね。だから私は、古きも知って新しきも知っている、新旧のハイブリットなんですよ(笑)。
 
照英 古きというのは、つまり下積み時代のことでしょうか?
 
数藤 ええ、私は大学を卒業後、大阪へ修業に出されましてね。大阪は精肉店が多いから仲卸の競争も激しく、ハム2枚の注文でも配達に行くほどお客様主義でした。
 
照英 さすが商人の町! お客様は神様という意識が強いんだな。では、代表就任後に感じた変化とは?
 
数藤 従来は落札した肉を卸すだけの仕事だったのが、食肉を用途に合わせて加工するなど、通信販売を視野に入れた業務が求められるようになりました。
 
照英 それは知らなかった! そういう市場の裏話を、今日はもっと聞かせてください!
 
 
 
 

アーカイブ一覧

分野で選ぶ

バックナンバー

最新記事

話題の記事