B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 東京都八王子出身。高校卒業後は飲食店で働く日々を過ごすも、姉が事故に遭い、重度の障がいを持ったことで、福祉の道へ入る。10年間におよび様々な施設、介護の現場を経験する中で、自らの理想とする介護の形を模索。要介護者でも安心して外出できるように、2016年10月、介護タクシーかえでを設立した。設立直後から反響を集め、利用者本人やその家族から多数の感謝の声が寄せられている。【ホームページ
 
 
 
福祉業界の中でも、介護タクシーはまだまだ正しい形で認知が広まっていない事業だ。「現場の第一線を退いた人がやる仕事」「ドアからドアまで運ぶだけの仕事」と思われることも少なくない。その認識を払拭し、要介護者の生活の可能性を広げているのが、介護タクシーかえでの相原駿介代表だ。「観光地でも美容院でも、とにかく外へ出る喜びを味わってほしい」と語る相原代表が運転するタクシーは、要介護者とその家族に日夜笑顔を運ぶ。
 
 
 

姉の事故をきっかけに介護の道へ

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 城彰二(サッカー元日本代表)
 外出が困難な方をサポートされている介護タクシーかえでさん。相原代表はなぜこの業界に入られたのでしょうか。
 
相原 昔、私の姉が事故に遭い、重度の障がいを負ってしまいまして。それ以来、姉は車椅子生活を余儀なくされ、引きこもりがちになってしまいました。そんな姉を見かねて、ある日「外の空気を吸おうよ」と外に連れ出したら、事故の後遺症で記憶障がいがあるはずの姉が、「この場所知ってる!」とか、「この美容院はね・・・」と楽しそうに話し始めたんです。その様子を見て、外出のすごさや福祉の仕事に関心を持ちました。
 
 そんな出来事が・・・。それからどうされたのですか?
 
相原 ホームヘルパー2級を取って高齢者福祉施設で働き、介護福祉士の資格を取得。その後は、リハビリ病棟や認知症対応型グループホーム、訪問介護など、様々な施設で計10年ほど経験を積みました。
 
 介護のお仕事って想像以上に大変なことが多いお仕事だと思います。それでもそれだけ長く続けて来られたのは、なぜなのでしょう。
 
相原 確かによく「辛い仕事でしょう」と言われていましたが、その分やりがいも多く、個人的には楽しいことのほうが多かったですね。上手く患者さんの体位を変えられた時は、患者さんから「今の良かったよ」と声をかけてもらえましたし。でも1番嬉しかったのはやっぱり、リハビリを頑張った方が歩けるようになったり、認知症の方の記憶に残る出来事や場面に立ち会えたりしたことですね。
 
 きっと誠心誠意サポートしていたからこそ、自分のことのように喜びを感じられたのでしょうね。
 
 
 
 

アーカイブ一覧

分野で選ぶ

バックナンバー

最新記事

話題の記事