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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 今年2016年5月、兵庫県丹波市に谷水行政書士事務所をオープンした谷水代表。私と同じ1977年生まれだそうで、親近感が湧きます! まずは事務所を開いた経緯からお聞かせください。
 
谷水 私はここ丹波市の出身で、防衛大学校を卒業後、防衛省に入省して自衛隊に入りました。自衛隊での所属は、山形県にある普通科部隊。昔で言う歩兵連隊ですね。そちらから幹部資質を向上させる一環で、富士学校幹部レンジャー過程を卒業し、教官適任証を受け、山形でレンジャーの教官を務めたんです。また、千葉県習志野市にあります第一空挺部隊にも行きました。空挺部隊は別名で落下傘部隊とも呼ばれる部隊です。こちらも幹部資質向上の目的で行き、基本降下過程を受け、空挺徽章を取得しています。そうした経験を経て、山形の小隊・中隊の幹部を歴任してきました。
 
矢部 自衛隊にいらっしゃったんですか!? 意外なご経歴でびっくりです。幹部も務めたという自衛隊で学んだことで、今に生きていることもあるでしょうね。
 
谷水 やはり、何事も最後まで諦めない精神力ですね。自衛隊では「今のつらさを思えば、どんなことでもできるようになる」と教えられました。それが私の心の支えになっています。
 
矢部 確かに自衛隊にいたら、精神的にも肉体的にも強くなれそう! でも、どうして辞めてまでこの道に入られたんですか。
 
谷水 実家が丹波で不動産業を営んでいましてね。私は長男なので、跡を継ぐためにも地元に帰ったほうがいいのかな──と思い、退職を決断したんです。それで、戻ってからは不動産の仕事を手伝いながら、ファイナンシャル・プランナーや宅地建物取引主任者の資格を取得しました。行政書士事務所を開いたのは、地元で働くうちに地域の皆さんが様々な悩みを抱えていることに気付いたからなんです。
 
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矢部 それは具体的に、どのような悩みだったんですか?
 
谷水 1つは、高齢者の医療や遺産相続の問題ですね。もともと丹波には大きな病院が2つあったんです。でも、これが1つに合併して別の場所に移転することになってしまいまして。そうなると、車の運転ができない高齢者の方は通いづらくなってしまいますよね。丹波の人口は65歳以上の割合が25%を超えていて、高齢化と過疎化が進んでいます。このままでは、面積の広い丹波がますます不便な町になってしまうんですよ。