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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 大阪府出身。山田金商を営む山田英一郎氏の長男として生まれ、幼少期から数々の工具を身近に感じながら育った。22歳で両親とともに店に出るようになってからは、商売人としての心得を先代から学ぶ。先代が亡くなり、突如2代目に就任して以降は、その教えを存分に役立てながら経験を積む。「お客様と取引先の方、それぞれに感謝」をモットーに、店を切り盛りしている。【ホームページ
 
 
 
古くより栄えていた大阪市北区にある天神橋筋商店街。現在も活気に満ちているその商店街のほど近くに、1989年の創業以降、変わらぬたたずまいで軒を構えるのが山田金商だ。創業者の故・山田英一郎氏は、大阪の商人らしく、人情と誠実な姿勢で職人たちの心を掴んでいった。その偉大なる先代から事業のバトンを受け継いだ2代目の山田武史代表に、先代への思いと今後にかける情熱をうかがった。
 
 
 

自然と受け継がれた仕事への意識

 
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インタビュアー 名高達男(俳優)
名高 金物や電動機具などの工具を販売している山田金商さん。いやぁ、私好みの店だなぁ。下町チックといいますか、昔ながらの雰囲気が残っていて、懐かしい気がします。それに私、工具を見るのが好きなんです。
 
山田 そうおっしゃっていただけると嬉しいです。昨年、2015年に亡くなった創業者の父も喜んでいると思います。
 
名高 亡くなられた先代にとっては、立派にお店を切り盛りされている今の山田代表の存在こそが、きっと何よりの喜びだと思いますよ。私の父も会社の経営者でした。だから私は、父の働く姿を見ながら育ちましてね。山田代表も幼い頃から先代の背中を見ていましたか?
 
山田 ええ。子どもの頃は自転車に乗って、よく店まで遊びに来ていましたからね。母も一緒に店に出ていたので、両親の働く姿を見るのはごく当たり前で、日常の風景でした。
 
名高 やはり、身近なものだったんですね。そうだと思ったんです。なぜかと言うと、私は父と違う道に進みましたけど、父の仕事に対する信念や思いは理解できるんです。やはり、幼い頃から親の背を間近に見ていると、しっかりと生き様や仕事への取り組み方が受け継がれるものなんですよね。山田代表が立派に店を運営していらっしゃるのは、ある意味では当然のことだと思います。