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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 広島県出身。大学時代は化学を専攻した。卒業後、分析や測定を行う事業所に就職。主に水質調査を担当していたが、その後社の方針もあり、生態系の調査にも着手する。15年の研究期間で論文の発表・投稿を行い、学位を取得した。専門は生態工学、水環境である。2015年、(株)ファーミングテクノロジージャパンを設立。農業地の土壌調査をメインに、JGAP申請手続き補助や、施肥のアドバイスなど、農家をサポートしている。【ホームページ
 
 
 
長年の経験者のみが持つ、独自の感性。いわゆる“勘”に頼る部分が、これまでの農業に多かった。しかし、食の安全が声高に叫ばれる昨今、“データ”を根拠に求める消費者が増えたのも事実である。農作物の安全性や成分を、科学の力で明確にするのが株式会社ファーミングテクノロジージャパン。土壌の総合病院として下す診断は、我々消費者だけでなく、常に病害虫などの不安と隣り合わせでいる農家の人々をも安心させてくれる。
 
 
 

人体同様に土にも健康診断が必要

 
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インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 土壌分析や診断を行う株式会社ファーミングテクノロジージャパンさん。高田社長と、髙橋副社長にお話をうかがいます。まず、土壌分析について教えてください。
 
高田 いわば土の健康診断ですね。土に含まれている窒素やリン酸などの成分を分析します。
 
髙橋 その結果、その土地にどんな肥料が適しているのかなどを、依頼主にお伝えするんです。
 
矢部 かなり科学的なお仕事なんですね。私に理解できるかしら(笑)。その診断は、定期的に行うものなんですか?
 
高田 人体と同じように、土壌も痩せたり太ったりしますから、定期的な診断が望ましいです。
 
矢部 土が太るんですか!?
 
高田 はい。サラサラの土質で、傾斜地にある畑を想像してください。均一に肥料を散布しても、土がサラサラだから下の方に流れてしまいます。となると、傾斜地の上側と下側では、肥料の濃さが変わりますよね。
 
矢部 それはわかりやすい! つまり、下側の土地にばかり栄養が溜まるわけですね!
 
髙橋 その通りです。栄養が偏り過ぎるのも問題なので、我々は「土の贅沢病」と呼んでいます。
 
矢部 メタボですね(笑)。土壌を人体に置き換えて考えると、理解しやすそうです。
 
 
 
 

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