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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 千葉県出身。中学生の頃から父親の営む 「くすり明元堂」 で宣伝資料作成などを手伝い、漢方に親しむ。大学を中退し留学の後、医薬品販売業界に入り、2005年に千葉県薬種商販売業免許を取得。漢方専門店のみならず、様々な業態に関わり、2012年の6月から東京都中央区で 「漢方明元堂」 をのれん分け出店。研究を続けてきた “古方” と呼ばれる伝統的日本漢方を専門とする漢方薬店店主として経営をスタートした。
 
 
 
「いわゆるエリート街道とは対極の、現場叩き上げのアウトロー(笑)」 と自称する 「くすり明元堂」 の大和久力店主は、漢方医学の経典 『傷寒論・金匱要略(しょうかんろん・きんきようりゃく)』 を原文で読み込むほど、研究に余念がない。大和久氏は28歳の時、病気を患った幼馴染を学識不足により救えず、亡くしてしまった経験を持つ。分析を続けて3年後にその時に試みるべきだった処方と本質的な原因を突き止めた大和久氏は、「経験を無駄にせず、より多くのことを学ばせてもらったことが自分なりの供養」 と語る。大和久氏は、失敗だけでなく成功経験でもその要因を絶えず分析して、技術の向上につなげているのだ。
 
 
 

顔を見れば内臓の弱点がわかる

 
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インタビュアー 相原 勇 (タレント)
相原 私、以前から漢方薬に興味があるんですよ。
 
大和久 せっかくですから、相原さんを少し分析してみました。面相学を応用した 「五臓六面体質論」 というのがあって、顔や姿かたちを見れば内臓の弱点がわかるんです。
 相原さんは冷え性ですよね。それに、右肩が凝っていませんか。
 
相原 うそ~っ!! なんでわかるんですか?
 
大和久 漢方で使われる陰陽五行説を視診に応用すると、人間の身体のタイプを肝、心、脾、肺、腎と大きく5つに分けられるのです。相原さんはその中の 「肝タイプ」 で、肝機能が弱点になりやすい人ですね。右肩から首筋にかけて、と特定できるのは、鍼灸で使われる経絡 (けいらく) の応用。現代医学的な裏付けを加えると、肝臓と関係の深い反回神経の枝がそこへ伸びているため、肝臓が緊張、つまり充血を起こすと右の肩が凝る傾向がある。
 ちなみに相原さんの症状を改善するなら、処方はこの時点でほとんど決まっています。仕組みは簡単。外見的な情報から処方の見当をつけて、適応条件になる 「あって然るべき自覚症状」 を確認しているだけです。
 
相原 私は肝臓が悪いのかなぁ・・・。
 
大和久 いや、肝を中心にして精神や身体の健康のバランスを保つタイプで、身体に良くないことをしていると、自然と肝に負荷がかかりやすいです。だから、負荷が溜まり症状として顕在化すると、肝機能に関わる部位にサインが出る傾向が多いのです。肝はストレスといった精神神経症状にも関わるので、不眠に陥ったりすることもありますね。
 
相原 ちょっと見ただけでそこまでわかるのはすごいですね! このタイプ分けは性格にも関係ありますか?
 
 
 
 

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