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ビジネス 繁盛請負人・佐藤勝人の時事国々リポート vol.6 実際の人物に、実例に、学ぶ 繁盛請負人・佐藤勝人の時事国々リポート 経営コンサルタント/サトーカメラ代表取締役専務

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暖かくなりましたね。すっかり春を感じる今日この頃、皆さん元気で仕事を楽しんでますか? 私佐藤勝人は先日、これまで宣言してきたことを1つ改めました。今までは人に「何歳まで働くつもりですか?」と聞かれると「90歳まで現役だ!」と答えてきたけど、「100歳まで現役だ!」に訂正します。なにせ、「ワシは100歳までやるよ」と笑顔で言う85歳の御大と出会っちゃったからね。
 
 

85歳が実学を語る凄み

 
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とちぎ勝人塾の後の懇親会。向かいが御大。Wow!
先月28日、栃木のサトーカメラ宇都宮本店2階ホールで第59回目のとちぎ勝人塾を開催した。そこに長野県から、現セイコーエプソン創業者・山崎久夫氏のご子息である山崎壮一・現株式会社ミスズ工業会長がいらっしゃっていた。ミスズ工業はまだ諏訪精工舎という名前だった頃のセイコーの時計部品をつくる会社で、会長はその日、お孫さんで株式会社サンメディカル研究所社長の山崎将一氏と一緒にサトーカメラ宇都宮本店を視察に来て、午後から2階ホールで勝人塾をやると聞いてそのまま参加してくださったのだ。
 
懇親会にも続けてご参加くださり、塾生と闊達に交流される姿を見てると、まぁとにかくお元気なこと、お元気なこと。会の途中はそんなに話し込むことはできなかったが、散会の時に声をかけてくださって、「あんたは最高だ!」とおっしゃってくれた。「ワシは新保民八先生や岡田徹先生といった商業の大先生たちに師事してきたが、佐藤勝人先生の話が一番響いた!」と。もちろん、リップサービスもあるだろう。でも、もし勘違いさせてもらえるなら、半分は本気だったと思う。
 
というのは、会長は私の話や考えが実学をもとにしている点を評価してくれたからだ。「ワシはいろんな勉強をしてきた。本を読み講演を聞き、セミナーにも参加した。しかし、一番の学びは常に現場にあった。ワシは常に実学をもとにしてきた。佐藤勝人先生も実学に立脚している。そこがいい!」という意味のことを言ってくださった。嬉しいねえ。なんたって85歳だ。私より偉い方々を星の数ほど見てきた大先輩にそんなふうに言われちゃって、どうすりゃいいの、おれ。勘違いしちゃうってば(笑)。
 
でも思った。もしかしたらこういう勘違いは必要なのかもしれない。人に言われて自信がつくっていう面はあるからね。確か、もう20年前、30代半ばだったか、ある出版社の当時の理事長に言われたんだ。「佐藤勝人先生は“経営の稲盛和夫”と“マーケティングの船井幸雄”を足して、2で割ったような人ですなぁ」って。どうとっていいかわからなくて「えっと、それは、いいんでしょうか、悪いんでしょうか」と聞いたら「いいんですっ!」と言われて、メチャ嬉しかった。当時稲盛和夫のことはあまり知らなかったけど船井幸雄は“ケンカ船井”で有名だったので尊敬していた。その理事長は著者と編集者が濃くつながって二人三脚で本をつくっていた時代の出版人で、2人をよく知っているらしい。だから説得力が違うんだ。考えてみればあれも一種の実学だ。実際の人物と会い、一緒に飯を食って酒を飲んで付き合うことで、その人を深く理解しようとするわけだからね。
 
 

日本の取るべき戦略を外から見る

 
前回からの1ヶ月間のうちにあったことといえば、3月初めのアジア遠征(シンガポール-広州-北京-上海)で感じたことも話しておこう。皆さんもご存じの通り、今やシンガポールはアジアでのビジネスの前哨基地だ。新しいビジネスの情報や資本が真っ先に集まってくるという点では中国だって敵わない。南からオーストラリアの白人資本が入ってくるし、タイから中国にかけての東アジア文化圏とインドにかけての南アジア文化圏の両方をにらむことができる位置にいる。マレーシアからイスラムの文化も混じってきて、国民の誰も「シンガポール人とは」みたいな定義にこだわっていない。単一民族の日本とはえらい違いだ。
 
そこで現地のエリートを相手にしていると、自分の国がどう見られているかについて日本人がいかに鈍感かがよくわかる。日本はアジアのトップだと思ってるのは日本人だけで、彼らからしたら日本なんて、アメリカの辺境だからね。またそれが事実なんだよなあ、悔しいことに。学校教育が本当のことを教えないから我々にその認識がないけど、戦後の日本は実質的にアメリカの一部なんだ。アジアの先進国はとうにその認識だよ。なのにいつまでも「日本人でござい」みたいな優越意識でいたら、そのうちシンガポールに全部持ってかれちゃうよ。いいのかねそれで。ほんとに。
 
私だって年に何度も中国やシンガポールに渡航するようになる前は、こんな危機感は持っていなかった。街並みの変化やそこにいる人たちの考えをつかめるところまで肌感覚が育っていなかったんだろう。でも今は、現地の優秀な人と会っていろんな話を聞くうちに、「日本と日本人は何を武器にして世界と戦うべきか」みたいなことを自然に考えている。勤勉さか、誠実さか、手先の器用さか、はたまた、大陸の端の島国で独自の文化が残っていて観光にはいい国であることか、とか。いずれにせよ現実に即した戦略を立てなきゃな、実学の基本だからな、とか・・・。
 
だから、願わくはまず我々自身が、「日本人とは」みたいな内向きの意識を捨てて、自分たちのことを客観的現実的に見られるようになろう。だって、ベイカー茉秋とかウルフ・アロンとか、そんな名前の選手が柔道の日本代表になる時代だよ? 陸上のケンブリッジ飛鳥なんかジャマイカ出身だ。足元から変化が始まっている時に頭の中が昔のままで、どうすんの。
 
 

どうしようもなかったはずの上限が・・・!

 
最後にもう1つ。御大の影響で100歳まで現役を続けると決めたら「死ぬまで勉強だ!」という気持ちがあらためて湧いてきたことも、せっかくだから書き留めておきたいと思います。100歳まで私はあと48年。まだまだある。これだけあれば何だってできるよ。今までも私は、スキーにスノボにゴルフもサーフィンも、スポーツの他にパチンコやタバコやアレヤコレヤと、自分がそこまで好きじゃないとわかっていることは全部意識的に断捨離してきた。それでできた時間を大好きな実学の勉強に当ててきた。けど、「90歳」っていう上限だけは、どうしようもないと思ってたんだよね・・・。
 
でも、そうじゃないと気付けた。Wow! 超嬉しい。これからどんな勉強ができるかと思うとワクワクします。「あなたの話を聞いてみたい」「相談に乗ってもらいたいことがある」という方は、ぜひ呼んでください。私にはそれが生きた教材です。ズバッと解決させてもらいますよ。ヨロシク!
 
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繫盛請負人・佐藤勝人の時事国々リポート
vol.6 実際の人物に、実例に、学ぶ

 著者プロフィール  

佐藤 勝人 Katsuhito Sato

サトーカメラ株式会社・代表取締役専務/佐藤商貿(上海)有限公司・総経理/日本販売促進研究所・経営コンサルタント/作新学院大学・客員教授

 経 歴  

1964年栃木県宇都宮市生まれ。1988年、兄弟とともに家業のカメラ店をカメラ専門チェーン店に業態転換させ、商圏をあえて栃木県内に絞ることにより、大手に負けない経営の差別化を図った。以来、「想い出をキレイに一生残すために」というコンセプトを追求し続けて県内に18店舗を展開。同時におちこぼれ社員たちを再生させる手腕にも評価が高まり、全国から経営者や幹部リーダーたちが同社を視察に訪れている。2015年からはキャノン中国とコンサルティング契約を結び、現場の人材育成の指導にあたる。主な著書に『売れない時代はチラシで売れ』『エキサイティングに売れ』(以上同文館出版)『日本でいちばん楽しそうな社員たち』(アスコム)『一点集中で中小店は必ず勝てる』(商業界)など。最新刊『断トツに勝つ人の地域一番化戦略』(商業界)が好評発売中。

 オフィシャルサイト 

http://satokatsuhito.com/

 オフィシャルフェイスブック 

https://www.facebook.com/katsuhito.sato.3?fref=ts

 サトーカメラオフィシャルサイト 

http://satocame.com/

 
 
(2017.04.19)
 

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