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今こそ残業と向き合いザギョニスタへ進化!
~真摯に仕事に取り組み明るい日本を~

 
 仕事をするうえでなかなか避けて通れない残業。仕事を処理しても処理しても終わりが見えず、気付けば終電を逃す、なんてことも。疲れた・・・早く帰りたい・・・。そう思っている方は多いのではないでしょうか? そんな疲れるだけの残業を変えてくれる組織があるのだとか。その名も、日本残業協会。なんだかインパクトの強い協会名ですね。日本残業協会に認定された人には“ザギョニスタ”という称号も与えられるそう。う~ん、もしかして「遅くまで残ることに意味がある! 会社のために身を粉にして働こう!」とか言い出すんじゃないの? 本当に私たちの残業を変えてくれるのか、日本残業協会の会長、藤橋遼氏を直撃しました。
 
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残業力検定を突破しザギョニスタへ!
 藤橋会長! ずばり、残業をどのようにお考えなのでしょう? 「仕事をしていると、どうしても残業しなければいけない、ということもあるでしょう」確かにそうですが、残業を撤廃することが、今の日本には必要なのでは? 

「撤廃するべきなのは、残業手当が欲しいからとか、上司が残っているので帰れないなどが理由の残業です。そもそも日本残業協会は、残業を推奨しているわけではなく、効率良く仕事を終わらせて、早く帰宅するための啓蒙活動を行っているんですよ」ええ、そうなの? じゃあ、ザギョニスタって何ですか? てっきり残業のスペシャリストなのかと。「前向きに仕事に取り組んでいる方のことですね。日本残業協会のホームページ上で『残業力検定』を行い、仕事に対する姿勢をチェックしているんです。合格された方はザギョニスタとして認定され、名刺を発行する権利が得られます」
 
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残業している同僚や友人を煽るのに最適なスタンプ
 どれどれ。おお、これはまたインパクトの強い名刺ですね。プリントされているキャラクターは何なのでしょう? どうやら日本残業協会のオリジナルキャラクター、残業戦隊の1人である“お先がブラック”と言うそうです。残業戦隊には“気分はブルー”や“パッパラパープル”など、6人の隊員がいて、名刺には好きなキャラクターを印刷できるのだとか。キャッチーなキャラクターがいると、思わず目がいきますね。ちなみに、キャラクターというと、日本残業協会からは公式LINEスタンプも販売されています。残業を応援したり、煽ったりするユーモアのあるスタンプです。自分が残業を逃れた時に、残業している人に使うと気分がよさそう!
 
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こんな美人な残蜜ちゃんに応援されたら、
一瞬で仕事も終わる!?
 ところで、啓蒙活動というのは実際にどのようなことをされているのですか? 「効率良く仕事をするためにまず大事なのが、モチベーションを上げることです。例えばあまり規模の大きくない会社に勤める人が残業をする場合、社内に自分1人しかいないということもあると思います」あります、あります。そういう時って、今日本で仕事してるの自分だけなんじゃないのと思ったり、とにかくモチベーションが下がるんですよ。
 
 「でも、モチベーションを上げることってそんなに難しいことではないんですよ。例えば、誰かが缶コーヒー1つくれるだけでも嬉しいじゃないですか」それはモチベーションも上がりますね。あ、もしかして“差し入れ文化”ですか? 確かに、お先に失礼します。頑張ってください! なんて言って差し入れをくれたら、頑張ろうって思えます。そういえば日本残業協会では、2016年3月4日の“差し入れの日”に、マスコットの残蜜さんが企業を訪問し、残業を頑張る会社員の方に差し入れをしてくれるそうですね。こんなに美人な方に励ましてもらえたら、すぐに仕事も終わりそうです!
 
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日本をより明るく変えるため、まずは自分自身の残業を
変えてみよう
 差し入れをすると良好なコミュニケーションも取れるし、いいことだらけだなぁ。そうか、モチベーションを上げるには、コミュニケーションが必要なんですね! 「その通りです。わからないことがあるのに、聞くことができず時間だけが過ぎることってあるじゃないですか」うーん、思い当たる節があります。でも、気楽に確認できる雰囲気なら、すぐに質問できるはずなんだよなあ。「ですから、今後は働きやすい環境づくりに取り組んで、結果を出している企業を表彰していこうと考えています。そうして社員の方々が効率の良い仕事をすれば、日本をまだまだ明るく変えていけるはずです」
 
 なるほどなるほど。残業から決して目を背けず、より早く帰宅するための啓蒙を行っている。それが日本残業協会だったんですね。理想的な残業とは、無駄な仕事をしないこと。モチベーションを上げて、効率を上げて前向きに仕事に取り組むザギョニスタ。皆さんも今こそザギョニスタを目指してみてはいかがでしょう?
 
 
取材協力
日本残業協会
 
 
 
 

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