インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
片山 照明・家具は妻と二人で選び、オフィスの設計時に図面に反映してもらいました。
狩野 さすが、空間へのこだわりを感じます。片山社長は起業前、大手住宅メーカー系の不動産会社に21年間勤めていらしたそうですね。
片山 はい。新卒で入社して、最初の10年間は奈良で不動産の売買仲介や戸建て分譲用地の仕入れに携わりました。士業や金融機関の方々からのご紹介で地主さんから土地を買い取り宅地開発するといった仕事ですね。その後は姫路で4年間所長を務め、ロードサイドの事業用地に携わり、大阪では難波を中心に7年間所長として、マンション・ホテル等の開発用地、超富裕層向けの実需用地の仕入れに注力しました。郊外の居住用不動産から都心部の事業用不動産までさまざまな案件に携わることができ、退職前には年間で100億円ほどの不動産を仕入れさせていただきました。当然ながら私個人の力量ではなく、会社の資金力や信用があってこそですが、それだけの取引を当事者として経験できたことは大きな財産ですね。
狩野 大きな組織にいたからこそ、経験できたことも多かったでしょうね。一方で、そこを離れて独立すると、仕事に対する感覚もかなり変わったのではないですか?
片山 そうですね。特に、お金に対する感覚は一気に変わりました。会社員時代とは違い、使うお金も全て自分の責任になりますし、一つひとつの案件に対して、以前よりもずっと慎重に向き合うようになりました。

片山 本当にそう思います。独立してみると、それまで付き合いのあった方が離れていくこともありました。一方で、新しく付き合ってくださる方もいます。だからこそ、今あるご縁を大切にしたいと思うようになったんです。
狩野 不動産業界は特に、人との信頼関係が重要でしょうね。
片山 おっしゃる通りで、信頼が全てだと思います。今いただいている案件も、ほとんどが紹介で今まで積み重ねてきた関係があるからこそです。その関係性は、これからも大事にしたいですね。


