インタビュアー 八木裕(野球解説者)
田中 当施設では、体を動かすさまざまな活動を通して得られる「できた」「楽しい」というポジティブな体験を積み重ね、子どもたちに自信や次のチャレンジへ主体的に取り組む意欲を育んでもらいたいと考えて始めました。
八木 私も子どもの頃、同級生と野球をする中で打てた、勝ったという成功体験の積み重ねが自信につながったので、よくわかります。ところで、田中代表が運動に着目したのは何か理由があるのですか?
田中 実は私は以前、中学や高校で体育の教員をしていたんです。体格に恵まれ、幼少期から父親の影響で柔道に打ち込み、スポーツが身近な環境で育ちました。ただ、短距離走が得意でも長距離はだめだったり、球技全般が苦手だったりと、できないことも多かったんです。そんなコンプレックスのあった私が体育の先生になれたという体験を活かして、子どもたちに「運動って楽しいんやで!」ということを伝えたかったのが原点だと思います。ちなみに八木さんは、子どもに野球指導をする際、どんな点に注意されていますか?
八木 子どもたちがプラス思考でいられるような、その場の雰囲気づくりを大事にしていますね。少しくらい失敗しても、いい部分を見つけて励まし、グータッチやハイタッチなどの明るいスキンシップで盛り上げる。そうした空気が生まれれば、「今日は楽しかった」「またやりたい」という気持ちになってくれるのではないでしょうか。

八木 田中代表がご自身の人生と同様に、今のお仕事と誠実に向き合っていることが、ひしひしと伝わってきて感動しました。これからも未来ある子どもたちの懸命な歩みを明るく照らしてください!
「仕事を楽しむ」とは‥
好きなことに取り組んでいるとはいえ、いいことばかりではありません。それでも、子どもたちと一緒になって汗をかいて、「楽しかった」と子どもたちが笑顔を見せてくれることが、何よりの喜びであり楽しい瞬間ですね。
(田中孝明)


