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タグ:社会

  • 京大教授が“切る”現代経済 vol.11 消費者に優しい行動経済学のすすめ 読者の皆さん、こんにちは。京都大学大学院経済学研究科教授の依田高典です。このコラムでは私の専門とする行動経済学—ココロの経済学—の知見をもとに、現代経済の中のちょっぴり気になる話題を取り上げて、その背後に潜む経済メカニズムを、読者の皆さんと一緒に考えてきました。連載も残すところあと2回。第11回目は、行動経済学の知見をどのように消費者保護の政策に活かしていくかについて考えてみたいと思います。

  • 月刊ブックレビュー  vol.38 『人口減少時代の土地問題 「所有者不明化」と相続、空き家、制度のゆくえ』 抑制の利いた、どこにも煽情的要素がない文章で、空恐ろしい事実とその背景への分析が、つづられていく本。読みながら何度も「マジか!?」「どうすんのよ、それ!」と独り言が漏れました。帯には「持ち主がわからない土地が九州の面積を超えている――。」とあります。これは所有者不明の土地面積の広さをわかりやすく伝えるための客観的事実の描写ですが、ではそれがどういう意味を持つのか、どんな問題があるのかについては、以下に示すページ119の一節がなんとも象徴的だと感じました。

  • 働き方改革でいかに働くか ~労働価値の再評価と就労観の再構築を~ 先月24日、「プレミアムフライデー」の第1回が施行された。「毎月最終金曜日は午後3時に仕事を切り上げ、普段と違う過ごし方をしよう」という趣旨で始まった官民連携の取り組みだ。何をして過ごしたか、次回今月末は何をして過ごしたいか、話題になった職場も多かったのではないか。

  • AI進化は試練か福音か?  ~求められるのは技術にフィットする人と社会の変革~ 2016年3月、Google社の関連会社が開発したAI「AlphaGo(アルファ碁)」が韓国のトッププロ棋士イ・セドル氏に4勝1敗で圧勝した。チェス、将棋に次いで、AIが人を負かすのはさらに困難と考えられてきた囲碁で人が負けたことの意味は大きい。到来していると言われる第三次AIブームの凄みをひしひしと感じさせる一大事件だ。

  • 値上げで再生、日本経済 ~「高貴な値上げ」を妙手とせよ~  ◆2015年はかつてない値上げラッシュの年に 画像出典:レンゴー株式会社HP 2015年は「値上げの年」として記憶に刻まれるかもしれない。日本郵便は直近の8月1日にゆうパックの料

  • 復権する〈シェア〉型社会 ~個人間取り引きからあらためて考える~  ◆こんなにも多くの物に囲まれていたとは! 「いやはや、たかが学生1人の生活にこんなにかかるとは」 知人の子息が東京の大学に入学が決まり、おめでとうを言ったら、こんな愚痴が返ってき

  • 株式会社One & Only 代表取締役 森島真弓    前回で、モンスターペアレントやクレーマーには社会的な背景が大きく影響すると提言いたしました。必ずというわけではないのですが、やはり経済的要因で苦情が増えることは否めません。「貧しさ」か