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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

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趣味も存分に楽しみながら
理想の俳優像を追求したい

 
俳優の鶴見辰吾さんはデビュー以降、数々の作品で様々な役柄を巧みに演じ続け、50歳になった現在は名優としての地位を確固たるものにしている。プライベートでは今年3月にフルマラソンの大会に出場した他、趣味で続けてきた自転車でも精力的に活動中。「のめり込める趣味があると、仕事にもハリが出てくる」と語る鶴見さんに、趣味が仕事にもたらす好影響や俳優としての理想像などについて、出演する映画や舞台の話題と合わせてうかがった。
 
 

趣味が仕事のハリになる

 
 仕事で充分な力を発揮するには、余暇をいかに充実して過ごすかが大事なんじゃないかと思います。僕の趣味の一つに30代後半から始めた自転車がありますけど、自転車のおかげで楽しくプライベートを過ごせる仲間を増やせているし、そうした出会いを通じて、新しいことに対するチャレンジ精神が強くなりました。
 
 3月には新たな挑戦として、フルマラソンの大会に出ました。本格的にトレーニングを始めたのは昨年の10月から。地方や海外ロケなどの出張先にもシューズとウェアを持っていって、毎日欠かさず走り続けましたね。ランニングっていつでもどこでも、やる気さえあればすぐにできますから、練習時間は比較的確保しやすかったです。
 
 自転車もそうですけど、持久系のスポーツはやればやるほど自分の実力が上がっていくのが実感できるので、そこが醍醐味の一つと言えると思います。最近は特に、スマートフォンのアプリが充実しているから、自分の日々の走行距離やタイムなどを簡単に記録できて、成長ぶりがより具体的にわかる。楽しんで練習できるところがいいですよね。
 
 自転車に乗っているおかげで、持久系の運動に対する基礎体力みたいなものはありましたし、それに加えて欠かさず練習を続けた結果が、3時間12分58秒というタイムでの完走につながったんだと思います。走りきった時の喜びと達成感は本当に素晴らしかったですよ。ただ、大会後にコースが公認の規定距離に足りていなかったことがわかったため、タイムが公式記録として認められないということになったそうです。残念ではありますが、それならば、次のフルマラソンが僕の本当の初マラソンということにしてもいい。だから、「次は2時間台で走ってやろう」と決意を新たにしています(笑)。
 
 あと、いずれトライアスロンにも挑戦したいです。実は、すでに水泳を始めていましてね。トレーニングをして大会に参加し、いつか鉄人と呼ばれるようになりたい(笑)。こんなふうに、自分の世界を広げてくれる趣味があると、毎日の仕事にもハリが出てくるものです。
 
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