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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

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弛まず頂点を目指す意志が
未踏の境地を切り開く

 
メジャーリーガーの誰もが経験できることではない“世界一”。どんなに実力があり、活躍を続けているプレーヤーでも、そのほとんどが一度も世界一を経験できずに引退していく。しかし、上原浩治氏は自身の手でこの栄光を掴んだ。昨シーズンは27試合連続無失点、打者37人連続アウトを記録した他、リーグ優勝決定シリーズで日本人初MVPを獲得するなど、クローザーとしてチームの世界一達成に大きく貢献した。そんな上原氏はすでに、次シーズンに向けてフロリダでキャンプに入っている。過去は振り返らず、目の前のやるべきことに取り組むのを信条とする上原氏に、どんな思いでオフシーズンを過ごしていたのかを少しだけ振り返ってもらった。
 
 

開幕に向けて調整中!

 
 現在はシーズン開幕に向けてキャンプの真っ最中です。今のところ順調に、一年間を戦い抜く準備ができていますね。オフを終えてアメリカに戻ってから2週間くらい経ちました。久しぶりにチームメイトに会えた時は、長い休みが終わって新学期初日を迎えるみたいな感じがして、楽しかったですよ。
 
 キャンプ中はずっと彼らと過ごしていますけど、ぼくにとってこれはとても大事なこと。シーズン中の緊張感のある状況とは違うので、リラックスしてみんなとコミュニケーションを深められますからね。そうやっていい関係をつくっておけば、シーズン中もプレーしやすい。そういう意味でも、このキャンプの過ごし方はとても大事だと思っています。
 
 

オフの自主トレメニューは例年通り

 
 ぼくはあまり過去を振り返らないようにしているけど、取材だから、今年のオフに何をしていたか話しましょうか。ワールドシリーズで優勝したこともあって、たくさんのメディアの方から取材の依頼があったので忙しかったですね。とはいえ、これまでのオフと比較してトレーニングの時間を減らしたわけではないです。午前中から午後にかけてみっちりと練習をして、身体のケアもして、人に会ったり取材を受けたりする時間は夜にしていましたからね。
 
 オフ中の自主トレーニングは、シーズン通して怪我をしないための身体づくりをしていました。特別に何をやったというのはなくて、メニューは去年とほとんど変わらなかったですね。ただ、ブルペンでボールを投げるのはトレーナーや球団とも相談したうえで、去年より一週間くらい遅くしました。昨シーズンはワールドシリーズもあって、例年よりも投げている期間が長かったから、あわてて肩をつくることもないだろうということになったんですよ。
 
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