B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

サッカー好きが地域創生
海外遠征や留学にも精通

 

アントラーズ愛が導いた旅行業の原点

 
glay-s1top.jpg
石黒 起業までの歩みがとても気になります。もともと旅行がお好きだったんですか?
 
吉田 そうですね。子どもの頃に両親がよく海外旅行に連れていってくれた経験が大きいです。さらに高校1年生から、オーストラリアに3年間留学していました。留学先を決める時も、ちょうど鹿島アントラーズがアジアNo.1を決める大会で戦っていた相手がオーストラリアのアデレードという都市をホームタウンとするアデレード・ユナイテッドというチームだったんです。残念ながら負けて敗退してしまったのですが、その試合を観て、「よし! アデレードに行こう」と決めました(笑)。
 
石黒 ご自身の進路までアントラーズのつながりだったんですか(笑)。海外で過ごされた経験が、現在のお仕事にも活かされているわけですね。
 
吉田 はい。帰国後は旅行の専門学校に進み、旅行業に必要な国家資格を取得しました。「総合旅行業務取扱管理者」という資格は難易度が高く、旅行会社の営業所ごとに有資格者を置くことが必要になる大切な資格なんです。
 
石黒 そんな資格があるんですね! 不動産業界における宅地建物取引士のようなものでしょうか?
 
glay-s1top.jpg
glay-s1top.jpg
各地での応援に参加している吉田社長
吉田 それに近い存在ですね。私はその資格を学生のうちに取ることができたので、早い段階から起業の土台をつくることができていました。とはいえ、当時は起業したいとまでは考えていなかったんです。卒業後は、大手旅行会社である株式会社JTB(旧・株式会社JTBワールドバケーションズ)に就職し、7年間勤めました。私は海外旅行の部署で、海外個人旅行商品の企画・造成や航空手配を行なっていました。サッカーの応援のために自分でも海外旅行をしていましたし、その分野に携われることはとてもやりがいがありました。ただ、業務では海外の個人旅行に特化していたので、できることが限られるもどかしさもありましたね。
 
石黒 なるほど。大手企業だからこそ、なかなか思うように活動できない制約もあったんでしょうね。
 
吉田 おっしゃる通りです。さらに新型コロナウイルス感染症が流行し始めてしまって。海外旅行、特に個人旅行は完全にストップしてしまいました。もともと私は、留学の斡旋やインバウンド向けの仕事にも興味があったので、なおさら「このままでいいのだろうか」と、自分自身の働き方やこれからの方向性を考えさせられたんです。