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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

学びを日常に紐づける塾 反復が育む確かな力
考学会 代表 石川龍一

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 大阪府枚方市にある私塾、考学会さん。2026年で開校6年目だそうですね。まずは、石川代表のこれまでの歩みから聞かせてください。
 
石川 19歳の頃から塾講師として週6~7日、複数の塾を掛け持ちして教えていました。大手進学塾にも在籍し、あらゆるレベルの生徒を指導してきました。ただ、もっと一人ひとりに時間をかけたいと感じる場面が多く、「学力に関係なく、しっかり向き合える塾をつくりたい」という気持ちが強くなっていったんです。
 
濱中 その理想を形にするために独立されたわけですね。
 
石川 ええ。中学時代からの友人で、同じく大手進学塾で講師経験を積んでいた吉田君と意気投合し、20代後半から準備を進めて開校しました。
 
濱中 吉田先生は副塾長を務めていらっしゃるとうかがいました。頼もしい限りですね。拠点にこちらを選ばれたきっかけは何だったのでしょう?
 
石川 バス停がすぐそばにあり、枚方市内でも有数の生徒数を誇る杉中学校にも近く、通塾に便利な環境が整っていたことが大きいです。加えて、子どもたちの伸びしろを強く感じた地域でもありました。ありがたいことに生徒数も少しずつ増えてきて、現在は小学生から高校生まで、幅広い生徒が通ってくれています。
 
濱中 それだけ多くの生徒さんが集まっているというのは、信頼の証ですね。その中で、考学会さんの授業ではどんな工夫をされているんでしょう?
 
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石川 あえて学力別のクラス分けをしていません。講義形式ではなく、生徒自身がたくさん手を動かす“練習”の時間を重視しているんです。さまざまな学力の子が同じ空間で学ぶからこそ、周りが真剣に取り組む姿が自然と刺激になって、「自分もやろう」という意識が生まれます。もちろん、つまずいている子にはこまめに横について個別での指導も行っています。
 
濱中 うちの娘も塾に通っていて、クラスで区切られてしまうと、無意識に自分の限界を決めて満足してしまうこともあるのかなと感じていたので、今のお話はすごく納得できました。