今岡　その理念を実現するため、さまざまな資格を取得されているとお聞きしました。宅建士をはじめ、FP2級や介護資格の他、先日は社会保険労務士にも合格されたそうですね。朝日社長の行動力と探求心には、本当に驚かされます。
 
朝日　挑戦すること自体が生きがいであり、同時にお客様のためでもあります。もちろん、知見ゼロで飛び込んだわけではありません。私自身、10年ほど個人で不動産投資を行っていましたし、開業前の約5ヶ月間、別の不動産会社にお願いして現場で実務を学びました。また、お客様の課題は不動産だけとは限りません。相続やお金の問題も絡むため、私が持つ資格と、弁護士、税理士といった士業の先生方と緊密に連携し“チーム”として動くことに力を入れています。
 
今岡　地域の方々のためにという思いが伝わってきますよ。徹底した顧客目線で素晴らしいです。それは、ゴルフショップやバッティングセンターの運営においても変わらないのでしょうか？
 
朝日　ええ。私の中では、それぞれの事業が地域貢献という軸でつながっています。50年近く暮らすこの宝塚・西宮エリアに貢献したい気持ちも強いです。例えば、炭酸水のウィルキンソンブランドは宝塚発祥でして。ウィルキンソンの自販機では、宝塚市に売り上げの一部を寄付する仕組みもあり、実はその仕組みを始めた1号機がこのバッティングセンターにあるんですよ。売り上げの一部は、宝塚市に寄付しています。ほかにもシニアデーを設けて、世代を超えたコミュニティの場をつくるなどの取り組みをしているんです。バッティングセンターの開業当時から価格も変えずに営業を続けられるのも、ここが“よりどころ”となり、地域貢献の一助になればと考えているからこそなんですよ。
 
今岡　ぜひ、ゴルフ事業についてもお聞かせいただけますか？