店舗やオフィスにも対応
親しみやすい左官職人

浅田 ええ。多彩なテクスチャーを表現するための素材や建材も増えてきているので、左官の仕事の幅も広がっているんです。技術や素材が進化する中で、それをどういかして生活を豊かにできるか。そこに向き合っていくのが、現代の左官の仕事だと感じています。
宮地 浅田代表とお話ししていると、親しみやすさを感じます。普段の仕事でも、コミュニケーションを大切にされているんですか?
浅田 とても大切にしています! 初対面のお客様でも、10分ほど話していれば「この人どこまでいじっていいかな」という感覚が自然とわかってくるんです(笑)。冗談を交えて会話ができるようになると、距離が一気に縮まって、お客様も本音を話してくれるようになるんです。言えなかった不満や、実はこうしてほしかったという本音を、施工が終わってから知るようでは遅いですからね。だからこそ、相手との距離をうまく縮めることを意識しています。
宮地 左官の腕前はもちろんのこと、浅田代表の自然体でフランクな接し方や親しみやすいお人柄が、お客さんからの信頼につながっているのでしょうね。

宮地 施工する人からすれば一部の工事かもしれないですけど、お客さんにとっては家そのものですもんね。
浅田 そうなんです。ですから、一緒に働く仲間や協力業者さんにも、「各々の担当部分だけやれば良いというのではなく、建物全体の価値を支える気持ちを大切にしよう」と伝えています。職人それぞれがその意識を持っていれば、自然と丁寧な仕事になりますからね。そのような思いを大事にしながら、これからもお客様に喜んでいただけるような仕事をしていきたいです。
「仕事を楽しむ」とは‥
どんな時でも嫌なことは考えず、常に前向きでポジティブに取り組むことですね。そうすることで自ずと良い結果に結びつくと思いますし、仕事の楽しみにもつながると思います。
(浅田雄亮)