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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

常に誇れる仕事を! 挑戦し続ける造園工事
株式会社サンフィールド 代表取締役 瀧瀬英次郎

 
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インタビュアー 宮地真緒(女優)
宮地 東京都あきる野市にある個人・公共庭園等の造園工事などを手がける株式会社サンフィールドさん。まず、瀧瀬社長のこれまでの歩みをお聞かせください。
 
瀧瀬 高校卒業後、新潟のサッカーの専門学校へ進学してサッカーチームに所属したものの、怪我をしたことをきっかけに地元の東京へ戻りました。その頃に、造園会社に勤めていた兄から「造園はおもしろい」と聞かされて興味を持ち、25歳で兄とは別の造園会社に入社したんです。もともと独立したいと思っていたところ、チャンスがあり、28歳で弊社の代表を引き継ぎました。
 
宮地 入社して3年で代表を引継ぐとは、かなり早いですね! ご苦労も多かったのではと想像します。
 
瀧瀬 そうですね。まだ若かったため、年配の職人さんと仕事をするのが大変な部分もありました。でも、数年経つと技術が身に付き、スタッフも20名ほど増えて少しずつ形になりましたね。仕事の幅も広がり、皇居や防衛省、浜離宮など、省庁の庭園施工の依頼も受けるようになったんです。スタッフに人に誇れる仕事をしてほしいと思い、少しずつ信頼と実績を積み重ねてきた結果です。私自身、新しいことに挑戦するのが好きなので、せっかくやるなら価値ある仕事にしたいという思いが常にあるんですよ。
 
宮地 国の仕事を手がけるのは簡単なことではないですよね。経験を重ねて技術力を高めただけでなく、瀧瀬社長ご自身がさまざまな勉強をされたのではないですか。
 
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瀧瀬 はい。庭をたくさん見ることは、感性を育てることにもつながります。そのため、全国47都道府県を巡り、各地の庭園を見て回っています。造園に関するいろいろな技術や考え方を学び、その時々に応じた、柔軟な庭づくりを心がけているんです。また、普段から木を見ることを習慣にし、スタッフには研修として、国家試験の受験を勧めています。さらに、施工の数年後の現場を見に行く予定も立てているんですよ。
 
宮地 一度、施工した庭を見に行き、その後の経過を確認するのですね!
 
瀧瀬 そうなんです。木は人と同じで十人十色、成長の仕方がそれぞれ異なります。数年後の姿を計算して庭を整えるので、それの答え合わせが大切なんです。