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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

心の壁を越える訪問介護
重度障害にも熱意で対応

 
 
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畑山 想像しただけでも、多くの経験やスキルをお持ちでないと務まらないお仕事だなと感じます。
 
石垣 簡単ではない内容に加え、それだけの介護を必要としている方々からのニーズは常にあるのに対し、私どものような小規模の事業所では、実際、重度訪問介護までなかなか行けていないのが現状でして。というのも、ほかの介護メニューのように時間の縛りがなく、どうしてもお一人の利用者様に向き合う時間が非常に長くなるため、少人数の事業所ではそこまで手がまわらないという問題があるんです。
 
畑山 そうなんですか。それにしても、ほかの小規模事業所と同様に決してスタッフさんも多いわけではない厳しい状況で、石垣代表がそこまで重度訪問介護に熱心に取り組もうとされているのは、なぜなのでしょう?
 
石垣 介護も一つの仕事であるとはいえ、私たち介護職と障害のある方、人と人とが心を通わせる時間である以上、皆様のニーズに応え、利用者様と心でつながりたいと思っているからです。当事業所はスタッフ5人の少人数ながら、難しいご依頼でも引き受けますし、スタッフもやる気満々。だからこそ、これから事業を拡大してスタッフも増やすことで、重度訪問介護のサービスを充実させていきたいと考えています。
 
畑山 無理をしているのではなく、ふつふつと沸き立つようなやりがいを感じているのですね。
 
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石垣 はい。利用者様の中には、事故や病気で中途障がい者となり今までできていたことができなくなったいら立ちから、介護にあたるスタッフを拒絶したり暴言を吐いたりした方もいました。それでも、あきらめずに真正面からぶつかることで、皆さん最終的には心を開いてくれたんです。こんなことを言うと経営者失格かもしれませんが、利益に関係なく、心と心でわかり合う瞬間の喜びがあるから、これからも変わらずにこの仕事を続けていきたいと思います。
 
畑山 お話をうかがって、石垣代表は非常に熱い“漢”だと感じました! 障害があって訪問介護を利用される方は思い悩むことも多いはず。しかし、石垣代表たちが本気だからこそ、心の壁を乗り越えて強い信頼関係が生まれるのでしょう。経営者たるもの、情熱と「人のために尽くす」という志があってこそだと思います。世の中に必要な大事なお仕事ですから、GORIケアさんのさらなる飛躍に期待しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
利用者様と接する中で、できなかったことができた瞬間に接すると、すごく嬉しいんですよ。また、皆様に「ありがとう」と言っていただいたとき、その言葉がどれだけ自分の心に響くかが、仕事を楽しめているかどうかのバロメーターだと思っています。
(石垣直博)
 

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