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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

リノベや空き家管理も
地元密着の老舗製材所

 

製材事業に加え建設業と不動産取引業も行う

 
glay-s1top.jpg 多彩な建設資材の販売やリノベ事業も手がけるように
多彩な建設資材の販売やリノベ事業も手がけるように
タージン あらためて事業について詳しく教えてください。
 
村山 まず製材事業は現在も父がメインで担っています。丸太を厳選購入し、構造材や造作材に製材加工しての販売や、内装材や建具、断熱材や下地材といった幅広い建設資材の販売を行っています。また、持ち込み材の賃挽き製材も承っていますよ。
 
タージン 昨今はプレカットが主流になっている中、昔ながらの大工さんに納品されている感じなんですね。
 
村山 おっしゃる通りで、伝統的な日本建築ができる腕利きの大工さんが主なお客様です。寺社仏閣を扱う工務店などからも依頼が多いですね。
 
タージン 真のプロから頼りにされるのは、目利きがしっかりしているからこそでしょうね。
 
村山 加えて建設業と不動産取引業も行っており、リノベ不動産 東近江あいとう店を開業しました。2024年1月に、ショールームもオープンしたんですよ。個人の大工さんで建設業の許可を持たれている方は少ないこともあって、以前から、村山製材が建築業の認可を取得し、大工さんに施工を手がけていただく流れを構築していました。ただ、家を建てる方は土地探しに悩まれるケースがとても多いんです。そこで不動産取引業も手がけることで、土地探しからお手伝いできるようにしました。
 
タージン 昔から大工さんと協力し、「家を建てたい」という地域の方に貢献されていたんだ。それにしても、ニーズに応えるために事業を増やすとは、すごい行動力です。なかなか真似できませんよ。
 
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村山 実は、「ゆくゆくはより幅広い業務を手がけられるように」と先を見据えて、会社勤め時代に1級建築施工管理士、二級建築士、宅地建物取引士の資格を取得していたんです。ですので、新築マンションの建設以外は何でも対応可能です。お客様のご要望をしっかりうかがい、予算やエリアなどお客様の譲れない部分などを加味して、優先順位を付けながら最適なご提案をしていますよ。
 
タージン 物価高騰で家を建てたくても住宅ローンが借りられない人もいると聞きます。その点、中古物件をリノベすれば自分らしい暮らしがリーズナブルに手に入りますし、非常に現代に合ったサービスですよね。
 
村山 そうですね。家に自分の暮らしを合わせるのではなくて、自分の暮らしに家を合わせることができますからね!