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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

リノベや空き家管理も 地元密着の老舗製材所
株式会社村山製材所/リノベ不動産 東近江あいとう店 取締役 村山将人

 
プロフィール 滋賀県出身。祖父が立ち上げた村山製材所の3代目として、幼い頃から材木に触れて育つ。学生時代は野球、アメリカンフットボールに打ち込んだ。学業終了後は建築会社などに勤め、知識と技術を修得。1級建築施工管理士、二級建築士、宅地建物取引士の資格も取得した。2023年4月に法人化し、取締役に就任。2024年1月に不動産事業をスタートし、リノベ不動産 東近江あいとう店を開業した。2024年3月には空き家管理事業を開始。【ホームページ
 
 
 
日本全国で過疎化や空き家が問題となっている。そんな地域の課題を解決しようと、多彩な挑戦を行っているのが株式会社村山製材所だ。3代目である村山将人取締役のアイデアで、製材所でありながら空き家管理事業やリノベーション事業などを近年スタートさせている。その原動力を尋ねると「東近江のこの地域が大好きなんです」と微笑む村山取締役に、取り組みへの思いや今後の目標について詳しくうかがった。
 
 
 

東近江で50年を超える歴史を有する製材所

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 滋賀県東近江市で製材事業や建設業、不動産取引業を手がける株式会社村山製材所の村山取締役にお話をうかがいます。こちら、歴史のある会社だそうですね。
 
村山 ええ、戦前から林業を営んでいた家系で、1973年に祖父が現在の地で個人事業主として村山製材所を創業したんです。現在は父が代表取締役に就任しています。私自身は、別の建築会社や工務店に勤め、知識と技術を修得してきました。
 
タージン 50年以上、地域とともに歩まれてきた会社なんですね。ちなみに、村山取締役はどのようなきっかけで村山製材所に入られたんですか?
 
村山 父が高齢で「そろそろ廃業しようと思う」という話をされたのがきっかけでした。祖父と父が培ってきたノウハウやつながりを断ってしまうのは非常に惜しいと思ったんです。それで3代目になることを決意し、2023年に入社しました。
 
タージン 素敵なご決断だなあ。村山取締役が外で培った経験も必ず活かせるでしょうね。
 
村山 ありがとうございます。私の経験と半世紀続いてきた会社の歴史を活かして新たな挑戦を行っていく計画です。その第一歩として、昨年2023年4月には村山製材所を法人化しました。