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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

楽しむことが上達の近道 
幼稚園児からの体操教室

 

上達する方法を子ども自身に気付いてもらう

 
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西岡 それでは、中川代表が開業するまでの歩みもお聞かせいただけますか?
 
中川 大阪の体育の専門学校を卒業した私は、サッカー・水泳・体操などスポーツの指導を専門に行う会社に入社しました。各地の保育園や幼稚園で指導した後、25歳で退職して短大に進学しまして。幼稚園教諭と保育士の資格を取って保育園に就職したものの、働く環境にうまく馴染むことができず、父の病気のこともあり地元に戻ってきたんです。それからは幼稚園の非常勤講師を経てスポーツクラブに転職し、3年勤めた後SOTO sports clubを立ち上げました。
 
西岡 幼稚園教諭と保育士の資格をお持ちの中川代表が指導してくださるのは、お子さんを預ける親御さんにとっても安心でしょうね。具体的な指導方法も気になります。
 
中川 私が心がけているのは論理的でわかりやすい指導です。体操では同じ動きを何度も繰り返し身に付けることが重要で、どのような反復練習をすれば上手になれるのか、それを子どもたち自身に気付いてもらうことが欠かせないんですよ。子どもたちにどうすればいいか質問されたときは明確に答え、「こうすればうまくなれる」と理解してもらうため、私は今も他の施設で指導したり、講習会に参加したりして日々勉強を続けています。
 
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西岡 子どもが10人いたら一人ひとり理解力も異なりますから、どんな子でも理解できる論理的でわかりやすい指導は、とても大事だと思いますね。指導方法の引き出しをたくさん持っている中川代表なら、子どもたちも納得して練習に取り組めるでしょう。それにしても、最近の子どもたちの運動不足が気になります。昔のように外で遊ぶ子どもが減りましたよね。
 
中川 ええ。公園などでの遊びを通じて運動能力を養っていた私たちの世代とは、環境がまったく違います。実際に、転んだときに手をつくことができず、顔をぶつけてしまいケガをする子どもが増えているんです。だからこそ、運動能力の向上はもちろんケガの防止という意味でも、体操教室で飛ぶ、跳ねる、回る、ひねるなどの非日常的な動きを身に付けてもらいたいですね。