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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

寄り添う心を大事にして 訪問看護サービスを提供
訪問看護ステーション掌/合同会社Ryo's Family 代表 山口良輔

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 合同会社Ryo's Family(リョウズファミリー)さんが運営する大阪府堺市南区の訪問看護ステーション掌(たなごころ)。まずは、開業までの経緯から教えていただけますか。
 
山口 私は大学卒業後、設計製図用紙や屋外サイン関係を扱う会社で営業に携わっていました。やがて、地元で長く続けられる仕事をしたいと思い、転職を決意しました。何か人の役に立てることはないかと考え、看護師を目指すことにしたんです。そして、看護師の資格を取得した後、中規模病院や大学病院に12年ほど勤めて、その後、独立しました。
 
畑山 こちらの訪問看護ステーションでは、どのような方を対象にしているのでしょうか?
 
山口 主に病院ではなく、自宅にお住まいで日常生活に補佐が必要な方や薬、点滴の管理などが必要な方に適切な看護を行います。一般的な症状以外に、高度医療機器の取り扱いや認知症の方やメンタルケアが必要な方にも対応していますよ。対象エリアは、堺市や和泉市、大阪狭山市、河内長野市、富田林市です。基本的にどこにでもおうかがいしようとは思っています。また、利用者様のニーズに合わせ、24時間体制で在宅医療サービスを提供しています。
 
畑山 幅広くいろんな方や症状に対応してくれるのですね。私の父は最近、大病を患って東京の病院で手術を受け、地元の青森に戻りました。今は比較的元気に過ごしているものの、この先もし具合が悪くなって看護師さんに訪問看護でケアをお願いしたいという場合は、同じように地元で相談できるものなのでしょうか。
 
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山口 できますよ。その場合は、普段診てもらっている病院の先生に相談すると訪問看護の方につないでくれるはずです。お父様が遠方で暮らしておられると心配ですよね。当事業所ではその日の出来事をノートに記録し、利用者様のご家族に読んでいただけるようにしているんです。そうすることで、特に独居の方のご家族の心配が少しでも解消できるように取り組んでいます。
 
畑山 それはいいですね。ちょっとした変化についても教えてくれると、不安が解消されそうだ。
 
 
 
 

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