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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

若者も気軽に始められる
和やかな茶道・着付け教室

 
 
石黒 でも、若い人たちの間ではレトロブームが来ていますよね。「詳しいルールはわからないけど気軽に茶道を体験してみたい!」という人はいっぱいいると思いますし、お若い佐藤代表であれば年齢も距離も近くて気軽に始められそうです。
 
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佐藤 そうおっしゃっていただけると嬉しいですね。実際に石黒さんのおっしゃるように、若い方からの需要もあって、当教室では20代~60代くらいの方まで幅広い年齢層の生徒さんがいらっしゃいます。茶道にはお茶の点て方、礼儀作法などさまざまなルールがあるものの、私は茶道を趣味や教養として楽しんでいただけたらと思っているんです。ですからさまざまな細かいルールだけに縛られるのではなく、許容しつつ若い人の感覚にも合わせながら指導しているんですよ。100回同じこと聞かれても、100回教えてあげたいと思っています(笑)。
 
石黒 素晴らしいです。生徒さんが楽しく茶道に向き合ってくれるように、優しく丁寧に指導されているんですね。茶道や着物教室は敷居が高いイメージがありましたが、佐藤代表の言葉を聞いてイメージががらっと変わりましたよ。
 
佐藤 それは良かったです! 実は、茶道の世界ではお茶を点ててお手前を完璧にすることだけが重要ではなくて、茶室の中のおもてなしの心や、空間を大事にするのが醍醐味なんですよ。「こんなに私のことを思ってお茶を出してくれた」といったおもてなしの心が大事なので、静かなお茶室の中でお茶を点てて飲んだり、五感を刺激し、季節を感じたりすることだけでも十分楽しんでいただけると思います。
 
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石黒 素敵なお考えですね。ぜひ、今後のビジョンについてもお聞かせください。
 
佐藤 まずは、当教室を地域の人たちに認知をしてもらいたいです。私は大久保商店街の理事も務めているので、インターナショナルな新大久保と共存しつつ日本文化の基盤となるように“大久保小町”として日本文化の発信地にしていきたいと考えています。そうして茶道や着物の良さを一人でも多くの方に知っていただき、古き良き伝統文化を守っていきたいです。また、小さな子どもたちに、畳と土壁の茶室でたくさん茶道や着物に触れていただきたいです。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
与えられた環境の中でベストを尽くすことです。私は幸運なことに好きなことを仕事にできていますが、好きな仕事にたどり着くまでに遠回りすることもあるでしょう。どのような状況でもベストを尽くすことで、いつか「あの経験があって良かった」と思えますよ。
(佐藤ゆみ)
 

:: 事業所情報 ::

茶道教室心々庵/典雅きもの学院新宿教室

〒169-0072 東京都新宿区大久保1-12-18

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