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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

若者も気軽に始められる 和やかな茶道・着付け教室
茶道教室心々庵/典雅きもの学院新宿教室 代表 佐藤ゆみ

 
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インタビュアー 石黒彩 (元モーニング娘。)
石黒 本日は、茶道教室心々庵さんと典雅きもの学院新宿教室さんを運営している佐藤代表にお話をうかがいます。大久保のコリアンタウンの真ん中に純日本文化の教室があるんですね!
 
佐藤 そうなんです。現在は大久保と聞くとコリアンタウンのイメージが強い方が多くて、「こんなところに茶室があるんだ」と驚かれます。ここから少し歩けば歌舞伎町ですし、利便性と立地のギャップというおもしろさ、意外性も場所選びの一つの決め手になりました。
 
石黒 若い人たちも通いやすい立地ですよね。それにこちらでは、茶道と着付けを学べるということで珍しいお教室だと思います。
 
佐藤 茶道に興味がある方は徐々に着物にも興味を持たれる方が多いんです。当教室ではさまざまなご要望にお応えして、着物を着たまま新宿や新大久保の街並みを散策できるんですよ。着物に関してはレンタルも行っていてクリーニングからお直し、メンテナンスも可能です。
 
石黒 ほかの呉服屋さんにお願いすることなく、一括でメンテナンスまでしていただけるのはありがたいサービスですね! 佐藤代表がこのお仕事を始めたきっかけが気になりますよ。
 
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佐藤 私は元陸上自衛官で、畑違いの仕事をしていたんです。あるとき、自分のやりたいことをふと考えたときに小学校で触れた茶道を思い出しまして。やがて偶然にも駐屯地で茶道を指導してくださる機会があり、そこから本格的に始めようと決意しました。退職後は茶道の師匠のもとで修業を積み、教授の資格を取得したんです。実は、その師匠は自衛官時代に指導してくださった上司というご縁なんですよ。同時に着付けも学び、着付け講師としての経験を経て独立しました。
 
石黒 アグレッシブな転身ですね! 驚きました。ちなみに、佐藤代表は茶道の先生の中ではお若いほうなのでは?
 
佐藤 そうなんです。茶道の世界では80代、90代の先生方が多く、40代はまだまだ赤子と言われています。