
インタビュアー 八重樫東(元ボクシング世界王者)
𠮷本 ありがとうございます。1995年に義肢装具の会社に入り、その中で靴やインソールに興味を持つようになりました。当店を開業したのは2002年からです。その後2006年にドイツ整形靴技術者の資格を取り、足の健康をトータルでサポートするために、完全オーダーメイドのカスタムメイドインソールや、少し価格が安くお求めやすいセミカスタムメイドインソールの製作、さらに、ご使用中のインソールや靴の調整などを承っています。
八重樫 靴やインソールが合わず、歩くのがつらくなるのは大きなストレスですよね。
𠮷本 例えば魚の目、タコなどで痛みに苦しむ方は多いでしょう。そのような場合は患部に体重がかからないインソールにするなど、当店では1足ごとに手づくりでインソールをご提供しています。小さすぎる靴を履いて指が曲がってしまったり、巻き爪や偏平足に悩んだりと足の状態はさまざまです。ぜひ、自分に合った靴とインソールできれいに歩ける足や正しい姿勢を取り戻していただきたいですね。
八重樫 私も、現役自体からシューズに入れるインソールには工夫を凝らしてきました。インソールが合うと足の感覚がよくなりパフォーマンスが上がると実感しているんです。
𠮷本 ええ、人間の足は顔と一緒で、まったく同じものを持つ人はいません。オーダーメイドのインソールでも、実際に履いてみると合わないと感じるケースもあります。そのような場合は何度でも調整するなど、当店はアフターフォローにも絶対に手を抜きません。また、私は皮膚科医が代表を務める「足育研究会」の理事もしており、フットウェア部会担当として協力しているんです。そうして、誰もが100歳まで元気に歩ける社会をつくるために活動しています。

𠮷本 インソールの可能性を追求する仕事に終わりはありません。一般の方からアスリートまで、インソールで一人ひとりの足の悩みを解決することが私の目標です!
八重樫 私も期待しています。多くの方をインソールで明るい人生に導いてください!
「仕事を楽しむ」とは‥
人とのつながりを大切にすることです。お客さんはもちろん、同業者の方や関りのある方との縁を大切にすることが仕事の楽しみにつながっています。
(𠮷本錠司)