B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

個性に合わせた指導で 人間力も育む野球教室
TY.baseba11 代表 森達也

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
狩野 兵庫県加古川市にある野球教室、TY.baseba11(ティーワイベースボール)さん。私も子ども世代の育成に関わってきましたので、本日はお話しできるのを楽しみにしていました。まずは指導内容を教えてください。
 
 当教室は、バッティングコースとピッチングコースをご用意しております。小学1年生から中学生までを対象に、いずれも1回80分のレッスンを月に一度から受講可能で、毎日17時~、18時20分~、19時40分~の3部制で行っています。1回のレッスンが最大3名までという少人数制で、生徒さんの個性に合わせたオーダーメイドの指導をご提供していますよ。
 
狩野 バッティングとピッチングの両方に対応した教室はとても珍しいですね。そのような秀でた指導を可能にする森代表の野球人生を詳しくお聞かせください。
 
 福岡県出身の私は、小学生で地元のソフトボールチームに入り、キャプテンを務め県大会にも出場しました。中学からは野球に転向し、ポニーリーグの筑後リバーズでエースで4番を任され、日本代表にも選ばれたんです。西日本短大附属高校でもエースを務め、2年生の時には甲子園に出場することができました。その後も日本文理大学で神宮野球大会に出場、新日鐵住金広畑に入社し都市対抗戦や日本選手権という最高峰の舞台でも登板しました。
 
glay-s1top.jpg
狩野 輝かしい球歴ですね。しかし、いずれは引退のときが訪れます・・・。
 
 ええ。社会人になった頃から肩・腰などのケガに悩まされ、5年目のシーズンを終えたところで引退しました。それからも会社に残り働いたのですが、子どもたちに野球を教えるうちに、本腰を入れて教室を起ち上げたいと思ったんです。それから、2022年に当スクールを開業しました。
 
狩野 私も指導者として子どもたちに教えています。でも、昔のようにコーチの言葉は絶対という時代ではなくなりました。付き合い方が難しくなっていますよね。
 
 そうですね。その中で私は、決まったメニューを押し付けるのではなく、これまでに培った理論と経験をもとに、お子さん一人ひとりで異なる体の使い方に合わせた教え方を徹底しています。生徒さんと同じ目線で楽しみながら練習し、できたことを褒めるよう心がけていますね。