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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

おいしい野菜を全国へ 金沢発“楽しむ”農家
アワモリ農園 代表 粟森紘平

 
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インタビュアー 石黒彩 (元モーニング娘。)
石黒 石川県金沢市で「加賀野菜」や「金沢そだち」をはじめとする金沢ブランドの野菜を育てるアワモリ農園さん。粟森代表が2016年に農園をスタートされて、今年2023年でちょうど7年目を迎えられたところだとか。粟森代表はもともと農家のご出身なのですか。
 
粟森 はい。とはいえ、私が跡を継いだわけではありません。祖父が農家を営んでいたものの、私が小学生の頃に一度廃業しているんです。ですから、私も一度は会社員として働いていました。ちょうどその頃、私自身も「地域に根差した仕事がしたい」と考えているところだったんです。
 
石黒 それが地域の農作物を育ててきたご祖父様への思い、農業へとつながったのですね。
 
粟森 ええ。ふるさと金沢が誇るおいしい野菜を多くの皆様に知ってもらいたいという思いから、20代で当事業所を立ち上げました。農地自体は他の方が管理してくれていましたし、祖父や地域の農家の皆様の応援もあって、スムーズに復活させることができましたよ。
 
石黒 アワモリ農園さんのホームページを拝見したところ、とてもセンスが溢れていて驚きました。今までの農家のイメージとは異なるようなすごくキュートなロゴも印象に残っています。
 
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粟森 ロゴは少し昔のゲームをイメージし、かつ斬新なものにしたいなと思い、地元で頑張っているデザイナーに依頼しました。「伝統の古きよき部分を生かしつつ、新しい可能性を秘めている」、そんな農業の可能性を感じるロゴで気に入っています。
 
石黒 とても素敵なコンセプトだと思います。ところで実は私の遠い親戚が能登の出身ということもあり、石川県にはご縁があるんです。美しい景色、山海の幸を気に入って家族と来る機会も多いんですよ。旅の途中、加賀野菜を代表する五郎島金時を使ったお土産を駅でよく見かけます。ほくほくと甘いサツマイモはスイーツにもピッタリですよね。