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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

鳶工事にリフォームも! 多様な建設の現場に対応
隆政株式会社 代表取締役 中村隆人

 
プロフィール 神奈川県出身。18歳から建設業界に身を置き、多様な職種を経験する中で、チームワークを大事にしながら仲間と成長できる鳶職に大きな魅力を感じる。その後27歳で独立し、個人事業主として活動をスタート。2020年に法人化し、隆政(株)を立ち上げた。現在、足場の設置などの鳶工事と内外装リフォームなどの業務を中心に、幅広く建設関連の現場仕事を請け負っている。【ホームページ
 
 
 
鳶職というと、工事を行う際に職人が動くための足場をつくる仕事、というのが一般的な認識だろう。高所での作業も多く、自分たちの動きにも細心の注意を払わなければいけない。隆政株式会社の代表取締役・中村隆人氏は、危険と隣り合わせの面もある足場鳶の仕事に大きな魅力を感じているという。その理由は“チームワーク”が必要で、その大切さを実感できるからだ。あらためて、仕事の魅力について話をうかがった。
 
 
 

さまざまな仕事を経験して気付いた鳶の魅力

 
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インタビュアー 内山高志(元ボクシング世界王者)
内山 鳶工事業を行っておられる隆政株式会社さんは、B-plus 2回目の対談ですね、お久しぶりです! 中村社長は確か、10代後半から建設業界でのキャリアをスタートされたとおっしゃっていましたよね。
 
中村 はい、18歳で業界に入り、斫りや内装、サッシといろんな現場工事を経験しました。中でも鳶の仕事がとても楽しく、将来はその道で独立したいと思ったんです。
 
内山 いくつもの仕事を経験し、鳶職に大きな魅力を感じられたのですね。鳶職というと、足場をつくる大切な仕事というのはもちろん、朝が早くて仕事がきつそうというイメージもありますよね。
 
中村 でも、何もない場所に建物が建ったときの感動が大きく、その工程の一部を担えるやりがいのある仕事でもありますよ。私は、「思い描いた体制を築き、より良い環境で仕事をしたい」「オリジナル色の強い仕事も請け負いたい」と考え、27歳のときに独立しました。2020年には法人化も果たし、今は鳶以外にリフォームの仕事にも対応しています。コロナ禍で法人化の際には苦労もしたものの、専務をはじめ従業員たちに支えられ、乗り越えられました。