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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

介護を通して利用者の 道をつくり支えになる
合同会社WAYMAKER 代表 大淵憲史

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 名古屋市緑区で訪問介護を手がける合同会社WAYMAKER(ウェイメーカー)さん。まず、訪問介護とはどのようなお仕事なのでしょう?
 
大淵 障がい者の方や高齢者の方などの、身体介護や家事援助を行います。利用者様も認知症や身体障害、精神障害、発達障害をもっている方がいらっしゃるので、一人ひとり異なるご要望に可能な限りお応えしていますよ。訪問先は緑区、天白区を中心としたエリアで、私も1日に5、6件ほど訪問しています。
 
畑山 なるほど。同居しているご家族の生活も支えるかけがえのないお仕事ですね。では、大淵代表の歩みをお聞かせください。
 
大淵 私は通信業界や広告業界で営業の仕事に携わっていました。そこから未経験で福祉業界へと転身したんです。スタートは仲間と共にデイサービスや訪問介護の事業所を立ち上げ、ほぼ2年半、心も体もボロボロになるまで働き続けました。しかし、子どもの誕生をきっかけに一から基礎を学びたいという思いが強くなり、別のデイサービスに転職しまして。介護福祉士の資格を取得し、その後知り合いの経営者に誘われ、新規開業した放課後等デイサービスの責任者を任されることになったんです。しかし、もっと利用者様と向き合い、働くスタッフにもストレスを与えない職場をつくりたいと思い、再び独立し2019年に創業しました。
 
畑山 ちなみに社名にはどのような由来があるのでしょう?
 
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大淵 「WAYMAKER」とは「道をつくる人」という意味がありまして、介護や支援が必要な誰かの人生の助けとなり、一緒にその方の進む道を開いていけるような法人でありたいという願いを込めてつけました。
 
畑山 利用者さんへの思いが伝わる素敵な社名ですね。
 
大淵 介護・福祉の業界は、本業が福祉事業ではない経営者が多く、利用者様にしっかりと向き合えていない事業所も少なくないです。だからこそ、私は利用者様が安心できるサービスを提供したいんですよ。