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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

クオリティに妥協なし
アパレル業界の冒険者

 

デザインに対する冒険心で海外進出を目指す

 
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畑山 コードエフさんはネットなどの直接販売もしているのですか?
 
森井 会社として、つくり手というスタンスを大切にしているので、直接消費者様への販売はしておりません。ただ、阪神百貨店様では年2回、08Mabポップアップイベントをさせていただいています。弊社スタッフ全員が売場に立ち、お客様の声を直接おうかがいし、次回の作品づくりに活かしますよ。小売り店様の立場から、その苦労や工夫、思い等を体感できるのも大きいです。不慣れな接客でご迷惑をかけることもありますが、このような機会を与えてくださる阪神百貨店様には感謝しています。
 
畑山 ビジネスモデルとしてはB to B、つまり対企業なんですね。他社とのコラボ製品などは持ちかけられませんか?
 
森井 ありがたいことにしばしばお話をいただきます。「08Mab×相手先様ブランド名」のようなコラボアイテムもありまして。お互いのアイデアをぶつけ合って一つの形に仕上げていくという過程も非常に楽しいです。クライアント様のブランドとして製品を企画、生産するOEM・ODMにも対応しています。
 
畑山 引っ張りだこの人気ブランドじゃないですか! 自社ブランドの企画とOEM・ODMの比率はどのくらいですか?
 
森井 6:4といったところでしょうか。店舗販売とネット通販も6:4くらいの割合が今の弊社には合っていて、何事もバランスを重視しています。
 
畑山 楽しく取り組める仕事を大切にしながら、会社運営のバランスも維持していてお見事です。
 
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森井 ありがとうございます。何より大事にしているのは、デザインに対する冒険心です。売れ線を考えてしまうと本当につくりたいものを見失います。デザイナーのプライドとして、大量に売りさばいてくれるお店を開拓するのではなく、1枚でも多く売れる製品をつくるべく心がけていますね。スタッフには、売り上げを意識せず目の前の仕事に集中できる環境を整えたいと思っています。
 
畑山 よく耳にするアスリートの数年レベルの大型契約には、単年契約というプレッシャーをなくすことで競技に集中できるメリットがあります。緊張と創造力のバランスが大事ですよね。最後に、今後の展望も教えてください。
 
森井 弊社はアパレル業界の中でもニッチな会社です。会社の規模を大きくするよりも、海外の方にも08Mabを知ってもらえるよう尽力していきます。
 
畑山 アパレル業界と私が歩んできたスポーツ業界はまったく違う世界。しかし、森井社長とは同世代でもあり、共感できる部分がたくさんあって嬉しかったです。これからも天然素材で高品質のアパレル製品をつくり続け、世界で活躍してくださいね!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
真剣になれる好きな仕事を、好きな仲間や取引先と取り組んでいけば楽しめると思います。
(森井啓隆)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 株式会社コードエフ
■ 本社 〒550-0013 大阪府大阪市西区新町1-2-13 新町ビル205
■ 事業内容 アパレル製品の企画、デザイン、製造、販売
■ 設立 令和3年6月
■ 主な取引先 全国セレクトショップ・小売店
■ ホームページ https://www.codef08mab.com/