父の誘いで、本格的に林業の世界へ

インタビュアー 嶋大輔(タレント)
山口 もともと、父が林業の会社を営んでいました。私が高校を中退して困っていた時、父に誘われて入社したんです。以来、この業界一筋ですね。林業の技術を磨く中、ある時父が他界したことで、同業の別会社に移ることになりまして。ところが2社目の社長が反面教師のような方で、「自分でちゃんとした会社をつくろう」と決意し、同僚の清水伸二に声をかけ一緒に起業したんです。2023年で創業2年目を迎えました。
嶋 頼りになる右腕の方と独立されたのですね。きっとお父様も喜んでおられるでしょう。
山口 そう願っています。現在、事業の主軸は家をつくるための素材の生産ですが、そのほかにも実績が認められたことで、幅広い業務のご依頼をいただいていまして。開発や造成に伴う大規模な森林伐採や、個人の所有林の管理など幅広く対応し、樹木に関する地域のお困りごとも受け付けています。また、空港の滑走路に関わる工事もお引き受けしているんですよ。
嶋 へえ! 林業と言うとチェーンソーで木を切り倒すイメージでした。でも実際にはさまざまな現場で活躍されているんですね。
山口 はい。最近ではほとんどの作業が機械化されて業務も多様化している分、いろいろな重機を扱える楽しさもあるんです。