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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

職人の職場環境を刷新し 電気工事のプロを育てる
上藤電設株式会社 代表取締役 佐藤忠司

 
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インタビュアー 八木裕(野球解説者)
八木 大阪府守口市で一般電気工事と高圧受電設備工事を手がける、上藤電設株式会社さん。佐藤忠司社長は、ご子息の和希さんと事業を行われているそうですね。佐藤社長のご経歴からお聞かせください。
 
佐藤(忠) 私は、17歳のときに電気工事をしていた伯父の手伝いを始めたことがきっかけで、この世界に入りました。伯父の体調不良後は、15年ほど他社の職人として仕事を続け、2014年に独立しまして。その後、2019年、48歳のときに弊社を設立しました。
 
八木 約35年、この業界におられるのですね。和希さんは社員になって5年とお聞きしています。もともと電気工事にご興味があったのでしょうか。
 
佐藤(和) いいえ、私は建築に興味があったので、大学の工学部へ進学することも考えていました。しかし父の手伝いを続けていて、この仕事が自分に合っていると気付いたのです。
 
八木 御社の重要な戦力になりましたね。一般電気工事は、具体的にはどのような工事になりますか。
 
佐藤(忠) 弊社は主に一般の戸建住宅が中心の電気工事で、配電・照明設備・コンセント設備における工事です。一人職人でも施工可能範囲でもあり将来性もあると思います。一方、高圧受電設備工事は、受変電設備の新設・改修工事、電柱から電力を施設内に引き込む工事などを行います。
 
八木 すると一般住宅だけでなく、店舗や商業施設など規模の大きな工事も可能ですね。
 
佐藤(忠) 前職で大きな商業施設の仕事に携わっていたので、大規模工事における経験や知識は十分ですし、業者同士の横のつながりもあるので不可能ではないと思います。
 
八木 一般住宅から大規模な工事まで、お客さんのあらゆる困り事に応え、トータルでサポートできるわけですね。ただ、親子が同じ現場で仕事をするのは、やりづらくないですか?
 
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共に仕事に取り組むご子息の佐藤和希氏(左)
佐藤(和) 父はわからないことを聞くと、その都度丁寧に答えてくれるので、仕事はやりやすいですね。
 
佐藤(忠) 私の場合、息子には過保護に映るほど踏み込んだアドバイスをしています。現在、弊社は人材を募集中です。一人前になるまで、しっかりと面倒を見ていきたいですね。やる気のある若者は大歓迎です。
 
八木 親子で心を通わせて仕事をしているところに感銘を受けました。心根の優しい佐藤社長だからこそ、息子さんや職人さんたちと良好な関係を築けるのだと思います。さらに若い方の力で会社を盛り上げていってほしいですね。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
長くこの仕事に関わる中で、趣味という感覚に近くなってきました。私は電気工事が好きなので、同じ気持ちで働ける人がいれば、楽しさを感じられるんです。
(佐藤忠司)
 

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上藤電設株式会社

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