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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

生活医療を担う歯科が 患者の幸福を支援する
アーク歯科医院虎ノ門 院長 秋月照彦

 
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インタビュアー 杉田かおる(女優)
杉田 アーク歯科医院虎ノ門の院長で医学博士の秋月院長。実は数年前他界した私の母は、要介護ながら、亡くなる直前まで大好きなお寿司を食べていました(笑)。
 
秋月 それはお幸せな生き方でしたね。私たち歯科医は直接生死に関わる疾病ではなく、生活に係る疾病を扱っています。生命医療とは異なり、生活医療、幸福医療とも言われるものです。つまり、患者さんが健康で幸せに暮らせるよう、生活をサポートするのが仕事。天に召される直前まで食事をしてもらうことは、歯科医師にとっても大きな目標ですよ。
 
杉田 食べる喜びを味わう生活には、“歯”が大切ですよね。
 
秋月 はい。私の恩師はアメリカ軍の元軍人で、1960年代から、当時の日本には根付いていなかった「管理医療」を若い医師に教えていました。再発を防ぐ確かなケアは人々の健康生活、幸せに大きく寄与すると教えられました。当院もいちはやくその医療を取り入れました。ですから、「虫歯があったら削る」という当たり前と思われることも、「本当に削る必要があるか」「それが患者のために最善なのか」と治療後のことも突き詰めて考えることを学びました。
 
杉田 人の考えは十人十色。削りたくない人もいるでしょうね。
 
秋月 そのためにも、患者様の情報を多様に収集し、正しく診査診断をする“診断力”が必要です。無理・無駄・斑(むら)のない治療計画を立て、不安や不満のない治療をする。恩師は「医療はすべてオートクチュールだ」とよく申しておりました。
 
杉田 オーダーメイドなのですね。最近はインフォームドコンセントが根付いてきました。それでも、「患者は医師の指示に従うもの」という固定観念をお持ちの方もいます。
 
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秋月 そうですね。医療に対する考えが先進的なスウェーデンでは、歯科医師と歯科衛生士の立場は同等です。衛生士が患者様を管理し、歯科医師はその指示に従って治療をすることもしばしばです。それは他国の例ですが、歯科衛生士、歯科技工士、歯科医師が一緒になって患者様の不安や不満を解消することに尽力し、結果的に喜ばれるのが理想だと思います。医療に関わる人は皆、その重責から大きなストレスを抱えており、仕事を続けられなくなる人も少なくありません。でも、患者様のストレスを拭い去ることが医療人のストレスをなくすことにつながりますから、双方がハッピーになれる医療を行っていきたいですね。
 
杉田 ご活躍を期待しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
私たちの仕事は生活者の健康生活の質に係る仕事です。生活者の笑顔に私たちの喜びがあると思っています。
(秋月照彦)
 

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